TOUTEN BOOKSTORE NEWSLETTER #65
#65 INDEX
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HELLO
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TOUTEN BEST (2024.8.19-9.1)
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TOUTEN PICK UP
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EVENT INFOMATION
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AFTER TALK
・HELLO
【はじめに】県民有志の方々の署名です。賛同する方はぜひ署名&拡散をお願いします!▶︎:愛知県はイスラエルとの事業連携をやめてください!Aichi-Israelマッチングプログラムの中止を求めます #NoTechForApartheid
こんにちは。小学校では夏休みも終わり、ランドセルを背負った子どもたちが通っていくのが見えます。まだ残暑がぶり返しそうな予感がありますが、心はすっかり秋の気分です。当店のおたより9月号も刷り上がりました。おたよりはリニューアルして、月1回更新しています。ちょっと前に京都のシスターフッド書店kaninさんで購入した『女の本屋の物語 ウィメンズブックストアものがたり』を読んでいたら発売予定のブックリストを制作していたシーンがあって、書店独自の本の入荷情報の一覧って、ネット社会の現代においては逆に見ないなあと思い(あったらぜひ教えていただきたいです〜!知らないだけでたくさんあるのかしら。)、数点に絞っていますが「今月発売予定の注目本」というのを追加しました。点数は今後、もうちょっと増やしていくかもしれません。
記載できなかった新刊で気になっているのは『雨の日の心理学 こころのケアがはじまったら』。『居るのはつらいよ』や『聞く技術 聞いてもらう』の著者で技術臨床心理士の東畑開人さんの新刊です。よく晴れた休日に散歩に出かけたら、突然大雨が降ってくるように、ある日突然、身近な人が具合が悪くなり、こころのケアがはじまってしまったときに傘の役割になるような、やさしい心理学入門の本とのこと。もう1冊、今日入荷した『感情の海を泳ぎ、言葉と出会う』も気になっています。障害者文化論、日本近現代文学を専門とする文筆家・荒井裕樹さんの新刊です。被抑圧者の表現を追って踏み入れた学問の世界で、一貫して向き合ってきた言葉について書いた本。安達茉莉子さん、武田砂鉄さん推薦。
読みたい!ああ!また面白そうな新刊が出た!の、繰り返し。こういう時ドーパミンが出ている気がします……。
・TOUTEN BEST (2024.8.19-9.1)
台風がくるか、来ないか、というところで8月末はとても静かな店内でしたが、近所に越してきて、初めて来てくださった方がお子さま連れでいらっしゃいました。店をやる経緯やこのあたりの学校事情などおしゃべり。最後に『読点magazine、』を購入いただき、「また来ます」と言ってくれたことが不安が募る予報や天候が続く中で小さな灯火みたいな言葉だなと思いました。
「あなたが生きるとき、創ること・稼ぐこと・暮らすことのバランスをどのように保っていますか。」という問いに対して、19名のあらゆるつくり手による回答をまとめたエッセイ集。(土門蘭さんや向坂くじらさんも!)作品、文章、お店、食べ物……何かをつくりたいなと思っている人にとって、温かく、ひらけた道のような本です。
アラブ、ポーランド、ドイツを専門とする三人による、現代世界を理解するための『グローバル・ヒストリー』。植民地主義、人種主義、差別、ジェノサイド、戦争、武器、国連、人権、入管……歴史はつながっていて、わたしたちがどう学び、どう考え、どう行動していくかにも接続していきます。本書の中で岡真理さんが言った”すべてがつながっているのだという「知」を与えてくれるのが人文学”という言葉を、私も信じています。とにかくたくさんの人に渡ってほしいと思う1冊。
文化人類学者・石井美保さんが、遺された手紙や手記をさまざまな文献と照らし合わせながら家族史をひもとき、同時に歴史に沈められた戦争の時代を生きた人びとの声を今に届けるノンフィクション。戦争における非対称性や、暴力性、怖さ、愚かさを考えるための重層的な一冊です。
『テヘランのすてきな女』重版がたっぷり入荷しました◎場所はイランの首都・テヘラン。絵と文章を書く金井真紀さんが、イスラム教国家に生きる女性たちに会いに行きとことんおしゃべり。金井さんの本は人柄の良い本と言いたくなるほどにフラットな空気感で、誰にでも薦めたくなります。
・TOUTEN PICK UP
台風により9/14に延期になったイベントの主役の本。『アントロポセンの犬泥棒』『電話・睡眠・音楽』の著者・川勝徳重さんの最新作。藤枝静男の名編『痩我慢の説』を原作に劇画化した作品です。登場人物たちの哀愁さや鬱屈さを、行間と軽快なリズムで描いていて、つい読み耽ってしまうような引力があります。漫画好きの方、文学好きの方、両方が楽しめる漫画だと思います。
川勝さんといえば、戦前・戦後の昭和時代の漫画が好きなようで、貸本時代の漫画もものすごい収集されています。以前開催したイベントではエクセルファイルにまとめた漫画作品リストを見せてもらったのですがその情報量に慄きました。今回もたくさんの漫画のエッセンスが詰まっているのだろうなあと思いつつ、もはやそのエッセンスは沼の域であろう……。昭和漫画を愛しながら、前衛的な姿勢が根底にあるからこそ、古くてあたらしい漫画だと感じます。
初回は特典ステッカー付きです。ぜひ!
・EVENT INFOMATION
展示情報
【24.9.6-9.13】「そして、」Myu Hanaoka + Masako Kato
"Myu Hanaoka + Masako Katoは、揺れ動く様々な事象の境界について、その存在への問いや新たな解釈を作品として可視化する。この制作プロジェクトは、それぞれの移動の経験や、2人のコミュニケーションから生まれる偶発性を基にした継続的なものである。"9月6日の19:00より、オープニングアクトで詩人・村田仁さんのパフォーマンスを行います。予約不要、ワンドリンク制です。ぜひお越しください。

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【24.9.21-10.5】漫画誌 キーホルダー展
POTATO PRESSレーベル初の漫画誌『キーホルダー』の刊行を記念して、「漫画誌 キーホルダー展」を開催。●参加作家●スケラッコ、黒木雅巳、カシワイ、奥田亜紀子、花原史樹
【24.10.11-10.16】茅本千冬個展「三稜鏡」
イラストレーター・茅本千冬による個展「三稜鏡」。三稜鏡(プリズム)を通した光のような色とりどりのイラストを展示します。
イベント
【※24.8.31➡︎9.14 台風の影響により変更になりました※】16:00-18:00 @ 1F「川勝徳重トークショウ 劇画『痩我慢の説』を語る」(主催:本田裕)
『痩我慢の説』(リイド社)の刊行を記念して、著者の川勝徳重さんをお招きしてトークイベントを開催します。『アントロポセンの犬泥棒』『電話・睡眠・音楽』の著者・川勝徳重さんの最新作は藤枝静男の名編『痩我慢の説』を原作にした作品。漫画にするまでの経緯や漫画の裏話など、たっぷりお話を伺います。予約枠が復活しました。とても面白い会になると思いますので、漫画好きの方、文学好きの方、この機会にぜひ。
【24.9.28】つながらないお話会with本とか
"ただ安心して対等に発話できる場"である「つながらないお話会with本とか」、9月28日に開催です。それぞれが話したいことを、いい感じに話したり、いい感じに聞く。「つながらないからこそ」の時間になる場所。詳細はこちらからご覧ください。(詳細リンク)
【24.9.28】何が本当の問題?パレスチナのことを知りたい人のためのお話会
2023 年 10月7日に激化したイスラエルによるパレスチナ・ガザ地区への軍事攻撃からまもなく 1 年が経とうとしています。イスラエルの攻撃はパレスチナ人の命を奪い尽くす程に苛烈化し続けています。お話会ではパレスチナ地域研究を専門とする金城美幸さんをお招きして、改めて問題の解説と、後半の時間は集まった皆さんとパレスチナについて思っていることを話し合う時間。予約必須です。ぜひリンクよりご確認ください。
【24.10.6】『きょう、ゴリラをうえたよ』『イマジナリー・ネガティブ』刊行記念「水野さんと久保さんの言語と認知科学とetc...の話」
世にあふれる子どものいいまちがいから言語習得の豊かさを本にした、ゆる言語学ラジオの水野さんと、前回の著作『推しの科学』から一転、霊感商法、オレオレ詐欺、陰謀論などネガティブな側面から認知科学の概念「プロジェクション」を考察する研究者の久保さん。現地チケットは完売しましたが後日配信チケットは販売中です!面白くなる気しかしないお二人のお話。ぜひご注目ください👀
・AFTER TALK
今日久々にあったTさんが星読みをマスターされていて、来年の6月まで仕事がいい感じで(意訳)、同時に健康に注意するよう言われる。腸、背中、脚が要注意ということで、腸がとくに弱いと感じるので、腸に良い食べものを心がけたい。納豆、キムチ、味噌、好き。あとちょっと前に友人にやってもらった足ツボが痛気持ちよくてたまに思いだす。ゴルフボールコロコロしようかな。背中は……たまにスラムダンクの山王戦の桜木みたいにピキッとなることがあるので(いや、彼の怪我に比べれば比較にならないけれど)、ストレッチを怠らないようにしたい、です。占いメモにみたいになってしまった。健康第一で、皆さま、頑張りましょう。
それでは、まだまだ大変な世の中ですが、好きな飲み物を飲んで、ご自愛しつつ、今週もそれぞれの読書時間をお過ごしください。
#NOW READING 『私の顔は誰も知らない』(インベカヲリ★ / 人々舎)
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