TOUTEN BOOKSTORE NEWSLETTER #75

ほぼ隔週火曜にお送りするニュースレターです。
TOUTEN BOOKSTORE 2025.02.01
誰でも

#75 INDEX

  • HELLO

  • TOUTEN ベスト (2025.1.13-2025.1.26)

  • 新入荷&今週の1冊

  • イベント情報

  • AFTER TALK

⛄️HELLO

【はじめに】県民有志の方々の署名です。賛同する方はぜひ署名&拡散をお願いします!▶︎:愛知県はイスラエルとの事業連携をやめてください!Aichi-Israelマッチングプログラムの中止を求めます #NoTechForApartheid【受付中!】意見の送り方も載ってます▶︎リンク

すっかり火曜日過ぎておりました!確定申告の準備やイベントの字幕編集など、日々の仕事へのプラスアルファが重なりどったんばったんしております。

イベント字幕編集で聞き直していた大原扁理さんと服部みれいさんのトークイベント「自分を大切にできないときのすごしかた」、二度目聞いても面白かったです。みれいさんの「自分を大切にできないことに気づくところからすごくない?!」から始まり、セルフケアと自分が今置かれている環境の話、自分の心のコップの話、親切の話、ケアしている人のケアはどうする問題、元気なときにもケアは必要という話、死とセルフケアの話などなど、実家に戻りご両親の介護を数年間続けるなかで自分を大切にできない時があるのだと痛感している扁理さん自身の切実さを伴うトーク。どう自分の人生を自分で運転するか、他者・社会との関わり方など、うんうんと考えております。

今日から2階で始まった「『男らしさの広告観察』パネル展」。小林美香さんは『ジェンダー目線の広告観察』の著者で、写真研究家で国内外の学校や企業で写真やジェンダー表象に関するレクチャー、ワークショップ、研修講座、展覧会を企画されています。今回の展示は、『ジェンダー目線の広告観察』の中でも出てきますが、炎上する企業広告の話から女性表象についてはよく語られるけれど、男性表象についてはあまり語られてこなかったのでは?というところからの出発点です。パネルでは家父長的・能力主義的社会をあぶり出すように一つ一つ考察とともに挙げられていきます。「男らしさ」は会社の競争力を強化したり、常に自分を強く高みに向かわせなければならなかったり、さっきのセルフケアの話とは正反対の世界で、常に何かと戦っている。生きるってめっちゃ大変って、思わされる。

ニュースレターについて、今回より小見出しをマイナーチェンジしたのと、新入荷のお知らせも追加しました。ぜひお付き合いくださいませ〜📚📚📚

📚TOUTEN BEST (2025.1.13-2025.1.26)

・Sketch from the zoo by Takeuma(タケウマ / インセクツ)
長年に渡って動物園をはじめ、旅先、美術館、時に電車の車内などあらゆるところでスケッチを試みてきたスケッチャー・タケウマさんの動物園でのスケッチに絞った作品集!スケッチの時間をまるごと感じられるタケウマさんの作品たち。ブックデザインも素敵です。

・シン・ファイヤー(稲垣えみ子、大原扁理 / 百万年書房) 
稲垣えみ子さんと大原扁理さんがFIRE(直訳:経済的に自立して早期リタイア)を起点に「自分たちの生き方」をめぐる対談本。「所持金0円になったとして、お金じゃない手段をあなたはどのくらい持っている?」。何に投資するのか、お金や資本主義とどう付き合っていくのか、世にあふれる「FIRE本」とはまったく異なる二人の考え方、生き方のお話から、ハッと気付くこと、考えさせられることが多いはず。

・読点magazine、増補版(TOUTEN BOOKSTOREオリジナル)
2021年5月にクラウドファンディングのリターン用に制作し配布した『読点magazine、 特別版』に、開業1年後からスタートしたニュースレターの文章と、本屋ができてからのコラムを追記した増補版です。まだまだよろしくお願いします!

・自分を愛する本(kai、服部みれい / 河出書房新社)
目を見開かされる第2チャクラに注目した本です。kaiさんの言葉の選びかたが丁寧で温かい気持ちのまま読めます。ありのままの自分を認識し、見つめ、そのまま受け容れること。自分を愛することができなければ、他者へやさしさを向けることは難しい。実践的なケアの具体的な方法も書かれています。

・ことぱの観察(向坂くじら / NHK出版)
日常で何気なく使っている言葉で私たちは、他人と「本当に」分かり合えているのだろうか。詩人・向坂くじらさんがそれぞれの言葉の周りにまとわりついている記憶や、経験や、手ざわりを観察したエッセイ。まっすぐ、鋭く、じっと見つめて交差するエピソードの数々に読まされます。

📚新入荷&今週の1冊

・だったらあなたもフェミニストじゃない?(アルテイシア / 講談社)
フェミニスト=性差別に反対する人。その反対語はセクシスト(性差別主義者)。アルテイシアさんが武田砂鉄さん、楠本まきさん、津田大介さん、瀧波ユカリさん、竹田ダニエルさん、藤井サチさん、渡辺満里奈さん、7人と語り合うフェミニズムとの出会いとこれからをまとめた対談集。

・へこたれてなんかいられない(ジェーン・スー / 中央公論新社)
変わらぬ偏見にゲンナリすることも、無力感にさいなまれる夜もあるけれど、「まあ、いいか」と思える強さも身についた。ジェーン・スーさんの新刊は明日の私に勇気をくれる、ごほうびエッセイ。

・はざまのわたし(深沢潮 / 集英社インターナショナル)
つねに私は「はざま」の中で葛藤し、苦しみつづけてきた──。在日コリアンの家庭に生まれた小説家・深沢潮がつねに感じてきた違和感と劣等感の正体を、「食」を手がかりに解き明かしていく連作エッセイ。

・会社と社会の読書会(畑中章宏、若林恵、山下正太郎、工藤沙希、コクヨ野外学習センター、WORKSIGHT=編 / 黒鳥社)
自律協働社会のゆくえを考えるメディア「WORKSIGHT」が、民俗学者の畑中章宏を招いて会社と社会を考える読書会を開催。『学問のすゝめ』から『ブルシット・ジョブ』、自己啓発から不倫まで、246冊の本とともに「日本の会社」という謎に迫る対話集。

\📚今週の1冊📚/

『好きよ、トウモロコシ。』著者の中前結花さんの初めての私家版エッセイ集。過去の作品に加筆し仕上げたもの5編と、書き下ろし6編を収録。「ぽろぽろこぼした涙の記憶」がテーマ。涙が流れるのは悲しいときだけじゃない。中前さんのエピソードの語り口に思わず笑ってしまうこともしばしば。あとがきは当店に来てくれた日のことを書いてくださったそうで、嬉しい。

👀イベント情報

2F展示情報【25.2.1-2.15】 『「男らしさ」の広告観察』パネル展 @TOUTEN BOOKSTORE
「デキる男」の典型、ロボットのように量産される男性……街中の広告における男性中心主義に紐付く「男らしさ」の描写の数々。ジェンダー視点で注目することで浮かび上がる歪な社会構造について考えるパネル展です。

1F展示情報【25.2.11-3.1】パレスチナとつながる写真展PROJECT マクルーバ
Don't stop talking about Palestine!パレスチナで生きる人々のことを写真で伝え、共に生きることを模索するマクルーバさんの写真展を当店1階にて開催します。ぜひお越しください。

イベントアーカイブ配信中!【25.1.25】大原扁理×服部みれい トークイベント「自分を大切にできないときのすごしかた」
近年、セルフケアやセルフラブといった言葉が一般に認知され、誰にとっても「自分を大切にすること」が当たり前になってきました。これはおふたりの近著「シン・ファイヤー」や「自分を愛する本」でも、重要なテーマになっています。そのいっぽうで、生きていると、どうしても自分を大切にできない時期ってありませんか?そういうとき、 私たちはどういうふうに過ごせばいいんだろう?そんな大原扁理さんの疑問から、この企画がはじまりました。ぜひお申し込みください👀🌟

イベント【25.2.7】FEMINIST HORROR CLUB(主催:ジェンダー読書会なごや)
心理的安全性の保たれた空間で心置きなくホラーの話をしたいフェミニストに向けた「FEMINIST HORROR CLUB」!初回テーマは楳図かずおさんです!(名作だらけです。読んだことがなくても、興味がある人は参加できるそうです◎)気になる方はぜひご参加ください☺️

イベント【2025.2.11】 『「男らしさ」の広告観察』パネル展 ギャラリートーク
写真研究家で、ジェンダー表象について執筆や飜訳などを行っている小林美香さんが東京でキュレーションした『その「男らしさ」はどこからきたの?展』にて展示された『「男らしさ」の広告観察』パネル展に合わせた展示解説を含めたレクチャー会を開催。ぜひお越しください!

イベント【25.2.22】つながらないお話会(主催:えのもと)
つながりのない人たちが集まり、つながりが あるのか/ないのか わからないお話しや、本当か/そうではないかも わからないお話しをして、そして、つながらないまま解散する。そんな刹那的なことを楽しむ会です。予約不要です。

イベント【25.3.1】写真展「私たちが見たパレスチナ」トークイベント ゲスト・金城美幸
マクルーバさんの写真展「私たちが見たパレスチナ」にあわせ、トークイベントを開催します。ゲストはパレスチナ難民の故郷の記憶や、追放・占領下でのパレスチナ人女性の語りについて研究している金城美幸さん。マクルーバからは村上麻衣さんと矢野可奈子さんがご登壇。個々人の経験/語りから見たパレスチナの歴史について話し、考える会になればと思います。後日アーカイブ配信もあります。ぜひ!

☕️AFTER TALK

長くなってしまって頭から煙が出てる気がしているので、今日はこの辺で。

それでは、まだまだ大変な世の中ですが、好きな飲み物を飲んで、ご自愛しつつ、今週もそれぞれの読書時間をお過ごしください。

#NOW READING 『男のイメージ 男らしさの創造と近代社会』(ジョージ・L.モッセ、細谷実・小玉亮子=訳 / 中央公論新社)

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