TOUTEN BOOKSTORE NEWSLETTER #63
#63 INDEX
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HELLO
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TOUTEN BEST (2024.7.22-8.4)
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TOUTEN PICK UP
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EVENT INFOMATION
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AFTER TALK
・HELLO
こんにちは。暑い日が続きますね……。店頭でもアイスコーヒーとオーガニックジンジャエールがたくさんでています。『読点magazine、特別号』の重版分が入荷し、再び、店頭にどんと置いてあります。通販でも販売中。店頭のフェアが終わったり、本も入れ替わっておりますが、店内の真ん中にある「知るためのブックフェア -STOP GENOCIDE IN GAZA🇵🇸🍉-」は、今も継続しています。有志の方からいただいたパレスチナで起きていたこと、今起きていることを知るためのフリーペーパー”パレスチナを知るキーワード”(こちらのリンクから見ることができます)や”パレスチナで何が起きてるの?”(こちらのリンクから見ることができます)を配布していますので、お気軽にお持ち帰りください。事業者の方、人に会う機会が多い方、リンクから配布者になれるので、ぜひ。
また、7月20日まで当店2階展示室にて開催されていた「"VISIT PALESTINE" Poster Exhibition in Nagoya」でお世話になったTakeshiさんや有志の方で「愛知県はイスラエルとの事業連携をやめてください!Aichi-Israelマッチングプログラムの中止を求めます #NoTechForApartheid」という署名がスタートしています。(署名リンクはこちらから!)イスラエル経済は軍事技術に直結していて、連携を進めることはジェノサイドを支えるものにも繋がりかねません。こちらも店頭でチラシを配布しています。パレスチナの抵抗のシンボルとしてのスイカ🍉。(参考リンク:「スイカ」がパレスチナへの連帯で使われる理由。愛される食べ物が抵抗のシンボルになるまで)スイカの風船はまた別の方がくださいましたので、一緒に置いています。
また、署名について、毎日新聞が記事にしていますので、こちらも読める方はぜひ。(有料記事です。プレゼント機能があれば……)
本日は広島への原爆投下から79年。平和式典の中継を観ていた方も多かったのではないでしょうか。戦争を語り継ぐこと、残されてきた声に耳を澄ますこと、残されてきた文章を読むこと。戦争は絶対だめ、と言い続けたい。現在進行形で起きているパレスチナへの国際法違反の入植行為とガザでの虐殺。(今日のアルジャジーラには「ガザ保健省は、過去24時間にわたるイスラエルの攻撃で少なくとも40人が死亡し、71人が負傷したと報告した。」と報じられている。子供の栄養失調もどんどん増えている。)広島市の式典のイスラエル駐日大使の参加はそれ自体が利用されうるということは安田菜津紀さんの記事をぜひ読んでほしいです。→「広島平和式典、イスラエル参加はなぜ問題か?」
戦争のことを描いた漫画といえば『はだしのゲン』や『この世界の片隅に』ですが、そのほかにも『ペリリュー―楽園のゲルニカ―』や名古屋が舞台の『あとかたの街』、戦後を描いた『線場のひと』もおすすめです。7月はくたくたになっていましたがフェアの企画をすればよかったと今さらながら……。
・TOUTEN BEST (2024.7.22-8.4)
作家、画家、音楽家、建築家など、多彩な活動を行ない、自らの電話番号を”いのっちの電話”として公開し「死にたい」と思う人の相談をうけつづけている坂口恭平さんが暮らしを綴ったエッセイ。エッセイは1本が見開きくらいの量で進むのでとても読みやすく、今、文字がたくさん読めないな、という人にもおすすめしたいです。ステッカー付きのサイン本、残りわずかです。
超個人的な出発点のインディペンデントマガジンNEUTRAL COLORS、第5号の特集は「言語」。"この特集では言語の伝わらなさを認め、どうやったら伝えることができるのかを雑誌全体で考えていきます。いくつの年齢になっても新しい言葉を学ぼうとすること。点字や手話やジェスチャーで伝えるもの。言語とは「伝えようとするもの」すべてです。"こちらも初回限定・トートバック付き残りわずか。
漫画家・ヤマシタトモコさんの全編語り下ろしインタビュー本。全コミックスを作者自身が振り返るのみならず、幼少期や学生時代、同人活動、デビュー前夜など漫画家になるまでの話や、漫画家になってからの変わらないもの/変わっていくもの、社会に向ける眼差し、物語の核にある思いなど、ヤマシタトモコさんの漫画が好きな方はもちろん、何かを作るすべての人にとっても刺さる本。
アラブ、ポーランド、ドイツを専門とする三人による、現代世界を理解するための『グローバル・ヒストリー』。植民地主義、人種主義、差別、ジェノサイド、戦争、武器、国連、人権、入管……歴史はつながっていて、わたしたちがどう学び、どう考え、どう行動していくかにも接続していきます。本書の中で岡真理さんが言った”すべてがつながっているのだという「知」を与えてくれるのが人文学”という言葉を、私も信じています。とにかくたくさんの人に渡ってほしいと思う1冊。
『家事か地獄か』著者の稲垣えみ子さんと『年収90万円で東京ハッピーライフ』著者の大原扁理さんがFIRE(直訳:経済的に自立して早期リタイア)を起点に「自分たちの生き方」をめぐる対談本。「所持金0円になったとして、お金じゃない手段をあなたはどのくらい持っている?」。何に投資するのか、お金や資本主義とどう付き合っていくのか、世にあふれる「FIRE本」とはまったく異なる二人の考え方、生き方のお話から、ハッと気付くこと、考えさせられることが多いはず。
・TOUTEN PICK UP
"爆笑のかんちがいに、ことばの本質が詰まっている!
「ペレペレポッパー」「きょう、ゴリラをうえたよ」ってなんのこと? 勘ちがいに爆笑し、詩人顔負けな言い回しにはびっくり。ただのまちがいではない、言語学者をうならせることばの本質がそこには隠れていた! 解説・今井むつみ"
愛知県出身・ゆる言語学ラジオの水野太貴さんの新刊は子どもの言い間違いを集めた1冊。子どもの言い間違いには、ことばを使いこなしていく過程の面白さが詰まっているんだな〜と感心。「きょう、ゴリラをうえたよ」の意味がわかった人は子どもの言語習得についての推理力すごいな?!となります。ユータヌキさんのイラストと『言語の本質』の今井むつみ先生の解説付き。言葉の面白さを良い切り口で捉えた1冊です。
・EVENT INFOMATION
展示情報
【24.8.12-8.24】「shelter in me」Takanari Nomura’s private show
"無意識で内側にしまい込んだ、固有の悩み、共有はせず抱え込んでいること。その存在自体に視線を向けた。解決しようとするのではなく、ただ見守ること。
そのために、僕は避難所を作った。"
写真家で編集者の野村隆也さんの個展。野村さんの心の中を吐露したような文章もとても良いです。心に穴が空いているなと感じる人に、ぜひ来てほしいと思う展示です。

イベント
【24.8.16】19:00-20:00 2階カフェスペース
「shelter in me」Takanari Nomura’s private show ギャラリートーク
写真家で編集者の野村隆也さんの個展に合わせたギャラリートークです。公共と私的なものの間にある曖昧さに興味を持つ人はぜひご参加ください。ご予約不要。お気軽にお越しください。ワンドリンク制となります。
【24.8.21】14:00-16:00 2階カフェスペース
「筆ペンアート己書体験」(主催:己書久遠道場 武藤透百鯉)(主催の予約ページに飛びます。)
描くことで心を癒す筆ペンアートの体験教室です。字や絵が苦手でもご参加できます。
【24.8.23】18:00-21:00 2階カフェスペース
「READING GHOSTS」(主催:るるるるん・3月クララ)
金曜日の夜営業の時間にひっそりと現れる読書空間。ただ読書をする時間を共有する場所です。”おばけになって本を読もう”。※テーマの告知・ご予約はこれからです。
【24.8.31】16:00-18:00 @ 1F
「川勝徳重トークショウ 劇画『痩我慢の説』を語る」(主催:本田裕)
『痩我慢の説』(リイド社)の刊行を記念して、著者の川勝徳重さんをお招きしてトークイベントを開催します。『アントロポセンの犬泥棒』『電話・睡眠・音楽』の著者・川勝徳重さんの最新作は藤枝静男の名編『痩我慢の説』を原作にした作品。漫画にするまでの経緯や漫画の裏話など、たっぷりお話を伺います。ぜひご来場ください。要予約。予約はリンクから。
・AFTER TALK
サウザンブックスさんでクラファンしていた、『ジェンダークィア』と『アステリオス・ポリプ』が届きました。『ジェンダークィア』はクィア、ノンバイナリーのコミック作家マイア・コベイブさんの自叙伝で、『ジェンダー目線の広告観察』の著者・小林美香さんが翻訳をしています。『アステリオス・ポリプ』はアメリカン・グラフィックノベルで、サヌキナオヤさん、オカヤイヅミさん、川勝徳重さん、鶴谷香央理さんの鼎談をまとめた小冊子が特典でした。待ちわびていた2冊。ゆっくり読みたいです……。
それでは、まだまだ大変な世の中ですが、好きな飲み物を飲んで、ご自愛しつつ、今週もそれぞれの読書時間をお過ごしください。
#NOW READING 『ジェンダークィア』(マイア・コベイブ、小林美香=訳 / サウザンブックス)
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