TOUTEN BOOKSTORE NEWSLETTER #56
#56 INDEX
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HELLO
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TOUTEN BEST (2024.4.15-4.28)
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TOUTEN PICK UP
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EVENT INFOMATION
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AFTER TALK
・HELLO
こんにちは。
みなさま2週間いかがお過ごしでしたか。春。プライベートでは出会いや別れがありましたが店の方は淡々と、そしてイベントではバタバタと日々、運営しています。2階ではモノ・ホーミーさんの個展「2464 LITTLE MAGICAL HOMIES」がスタート。「タロットを引用して制作した"自作の"占いカードを引いて描かれた(生まれた?)HOMIES」たちがずらずらと並びます。
展示の内容を伺った時は「自作のタロット???占いカード???どういうことだろう?」と思いつつも、きっとモノ・ホーミーさんが作り出す世界に連れて行ってもらえるんだろうなとワクワクしていました。展示会場では実際にモノ・ホーミーさんが紙から作り上げた自作のカードがあって、それは絵と言葉(byタロット)のカードなんですが、それぞれ引くことができますので、ぜひ試してみてほしいです。そこから連想した言葉や絵を、ノートに残してください。今回展示会場に並んだ絵は、モノ・ホーミーさんが自身で引いた絵と言葉から連想して生まれたものたちです。

絵のカードと、言葉のカード。
鉛筆画が現実の世界と幻想の世界のあいだの世界を際立たせていて、惹き込まれます。これが全て原画で描かれていると思うと、びっくりすると思います。ぜひ!リアルで見ていただきたいです。ちなみにHOMIESはヒップホップのスラングでもあり、「地元の友達」とか「仲間」のような意味がある。みなさんも気の合う「HOMIES」と出会えますように。
・TOUTEN BEST (2024.4.15-4.28)
能力主義と優生思想、人とのかかわり、個・自立・責任、差別、脳死、人の生死といのち……などをめぐって話しあい、いのちに価値づけはできるのか、「共に生きる」とはどういうことかを考える、語り合いの記録。
夏葉社・島田潤一郎さんの散文集。小説を読みはじめた子ども時代、音楽に夢中でうまく本が読めなかった青年期から、本を作り、仕事と子育てのあいまに毎日の読書を続ける現在まで。サイン本はあとわずかです。
4月27日に開催された「名古屋ジェンダー語り場」ではゲストのアルテイシアさんの著書もたくさん売れていきました。アルテイシアさんの著書はどれも内容のインパクトを追い越すくらいの言葉の勢いがあります。泣いて笑って忙しい読者もたくさんいるんじゃないかなと察します。(『自分も傷つきたくないけど、他人も傷つけたくないあなたへ』もおすすめ!)
ジェンダーやフェミニズムについておしゃべりしながら笑い合い労い合えるようなジェンダー語り場。主催者さんがかなりしっかりされていて、昼と夜の2部制でしたがスムーズに運営され、とても助かりました。閉店後の夜の会は打ち合わせの中で「ジェンダー酒場」にしよう!となり、ノンアルカクテルやナチュラルワインも用意しました。(岡田屋さんにセレクトいただき、美味しくバランスの良いラインナップにしていただきました!)あちこちで「わかる〜〜〜!」といった膝パーカッションが鳴り止まず、みながそれぞれの経験やモヤモヤを真剣に聞き合い、アルテイシアさんの豊富な引き出しに驚かされ時に爆笑するなど、温度湿度高めな良い会でした。会の終わり、「ジェンダー酒場」の汎用性の高さに気づきワクワク。
4月24日は著者のひらいめぐみさんと、百万年書房の北尾修一さんがご来店。『転職ばっかりうまくなる』の読書会を開催しました。北尾さんは開始まで自分も参加することになるとは思っていなかったようで(遠目に見ている予定だったみたい)私が当然のように席を用意していたので驚かせてしまって申し訳ないなと思いましたが、北尾さんのお話がすごく鋭くてひらいさんとの空気の塩梅がとても良かったです。ひらいさんのやわらかさは参加者の皆さんのやわらかい気持ちも引き出してくれるようで、転職をめぐる葛藤や他では言えない不安さなど共有できる場となってよかったです。
・TOUTEN PICK UP
先週のイベント時に『自分思い上がってました日記』と、『調子悪くて当たり前日記』の2冊を北尾さんから直接納品いただきました。ずっと気になってはいたものの、手を出せずにいたZINE。一気に読んでしまいました。
百万年書房といえば『転職ばっかりうまくなる』はもちろん、『夫婦間における愛の適温』など暮らしシリーズでおなじみのひとり出版社。その代表である北尾修一さんが、がん告知を受けてからの日記をまとめたものになります。スピーディーに仕事をし、心地よい距離感の家族と過ごし、仲間たちと美味しいものを食べに出かける。その繰り返しの暮らしのそばで、どのようにがん告知を受け容れてきたかが書かれています。この日記を書いている間はがんであることを家族以外のだれにも告げない。百万年書房がすばらしい本を出版する裏側で起きていた編集者の生活記録でもあります。編集者ってものすごい仕事だな、と読んでいて素直に感じるのは北尾さんの言葉一つ一つがシンプルで強いからだと思う。あとビリーズブートキャンプや筋トレ、こんなできる人いるのか……と驚きました。北尾さんに話したいことがたくさん出てきてしまった。北尾イズム。またイベントでお呼びできたらいいな、と読みながら思いました。『自分思い上がってました日記』を読んだら続編『調子悪くて当たり前日記』は必ず読みたくなると思うので、一緒にどうぞ。
・EVENT INFOMATION
1F展示情報【24.4.12-5.18】『花の在りか』(大横山飴)刊行記念複製原画展
大横山飴『花の在りか』(ビームコミックス)の刊行を記念して、複製原画展を開催しています。二度読みしてしまう超注目のすごい漫画です。また、会場では大横山飴先生のサイン本を数量限定で販売していますのでぜひ。
※満員御礼!※【24.5.11】地元凱旋!無頼系独立選挙ライター・畠山理仁さんがやってくる!
「選挙の現場に『ハズレ』なし。骨の髄まで楽しんでもらいたい」と発信し続ける畠山さんの著書を通して、選挙の面白さを体感しませんか。「選挙ってよく分からない」「誰に投票すればいいの?」そんな方でも大丈夫!選挙亭漫遊 畠山師匠が「民主主義のお祭り」の楽しみ方をお教えします。イベントの席はなくなりましたが、イベント前に行うサイン会は自由に参加できますので、ぜひ!
【24.6.8】『人類の会話のための哲学』刊行記念トークイベント
「悪口の前に〈人類の会話〉は成立するのか」……『人類の会話のための哲学』(よはく舎)の著者・朱喜哲さんと、『悪口ってなんだろう』(筑摩書房)の著者・和泉悠さんをゲストにお迎えし、〈人類の会話〉の可能性と、悪口、言語コミュニケーションについていま熱い言語哲学の旗手お二人にお話頂きます。後日アーカイブ配信もあります!ぜひ。
・AFTER TALK
5月に発売の『おてあげ』に寄稿しました!

『おてあげ3号』の表紙
『おてあげ』は「困ってる人文編集者の会」(通称:こまへん)が発行しているZINE。今回3号目、特集は「ばたばた」です。こまへんは編集者である麻田江里子さん、柴山浩紀さん、竹田純さんの会です。竹田さんは当店で「編集者が在廊する」イベントにお越しいただいたことがあります。すご腕編集者で、『パリのすてきなおじさん』とか、5月下旬に刊行する『フェミニスト、ゲームやってる』などを担当されています。竹田さん、また会いたいなあ。
今回は柴山さんから寄稿のご依頼メールをいただいたのですが、柴山さんは『海をあげる』の担当編集ということでひそかに憧れがあり、ご来店いただいたときには緊張してあたふたしてしまった記憶があります。ご依頼メールには「テーマにしばられなくてもOK」という旨が書かれていましたが、「あの時ばたばたしていたから今回寄稿を頼まれたのだろうか……」と勝手に解釈し「余裕を持ってばたばたしたい」というタイトルのエッセイになりました。個人的には連載「飯田、おまいだったのか。いつも本を仕入れていたのは。飯田はぐったりとめをつぶったまま、うなづきました。」がスーパー楽しみです。ぜひ発売までお待ちくださいませ!
それでは、まだまだ大変な世の中ですが、好きな飲み物を飲んで、ご自愛しつつ、今週もそれぞれの読書時間をお過ごしください。
#NOW READING 『白い土地』(三浦英之 / 集英社)
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