TOUTEN BOOKSTORE NEWSLETTER #62
#62 INDEX
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HELLO
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TOUTEN BEST (2024.7.8-7.21)
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TOUTEN PICK UP
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EVENT INFOMATION
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AFTER TALK
・HELLO
こんにちは!すっかり暑くなりました。夏……暑いですね。コンクリートからムンムン熱気がきますね。熱中症には気をつけて水分補給こまめにしていきましょう〜。こんなに暑いと「お越しください!」というのも躊躇ってしまいます。午前中と夕方以外は人もめっきり少ない状態なので、せめても、と、せっせと通販サイトの商品を登録しています。
そういえば、最近リリースになって出版業界では話題になっている(?)「書店在庫情報プロジェクト」なるものが始動しています。
もともと、誰でも使える本の情報サイト「版元ドットコム」では皆さんのお近くの書店が位置情報から分かるようになったのですが、ここから、<在庫のあり・なし>までわかるようになるというのです。
▼版元ドットコムのサイトはこんなふうです。(銘柄は例です)
書店サイトを横断しなくてもわかるの、ユーザーとしては大変に便利です。チェーン書店だけでなく、どんな書店でも参加できるというところがすごい。このプロジェクトは前職の同僚だったTパイセンが関わっていて、Tパイセンは地場の書店で数十年働かれていた経験があり、常に現場目線で書店のこれからを考えている一人だと思います。
情報はなるべく開かれていた方が良い、という考え方は私も賛同していて、当店も個人書店として、実証実験に参加することになっています。ただ、どの業種よりも商品点数が多い傾向にある書店において、個人書店で店頭の在庫データが取れるところは多くないようです。単品データの管理を維持するのはなかなか大変なので、個人でもできる仕組み化を試行錯誤しています。
当店はベストセラーをたくさん扱っているわけではないので、このプロジェクトに参加することでどのような反応があるのかわからないところは多いですが、ゆっくり様子を見て行きたいです。
・TOUTEN BEST (2024.7.8-7.21)
ありがたいことに2刷分は現時点でラスト1冊となっています。3刷は重版準備中です。8月上旬ごろの出来になると思います。
"子どもが欲しいか分からない...と迷いながら迎えた30代。夫は「子どもが欲しい」と言い出したけれど、仕事、趣味、生活、どーするの?自分はどうして産みたくないんだ?みんなは何を考えて母になったの?何をしたら「産みたい」と思える?「産んだ人」でも「産まなかった人」でもない。今まさに妊娠・出産・子育てをするか「迷っている人」のエッセイ集。"好評につき、現在再々入荷待ち!
タバブックスのリトルマガジン『仕事文脈』から生まれた書籍。"さまざまな角度から「仕事」を考えるリトルマガジン『仕事文脈』。近年掲載した記事の中からフェミニズム、ジェンダー、セクシュアリティにまつわる文章を再編集。性差別的な問題の根幹にある、男性支配的な社会システムである家父長制を解体するための言葉を収録。" 家父長制、いらない!
超個人的な出発点のインディペンデントマガジンNEUTRAL COLORS、第5号の特集は「言語」。"この特集では言語の伝わらなさを認め、どうやったら伝えることができるのかを雑誌全体で考えていきます。いくつの年齢になっても新しい言葉を学ぼうとすること。点字や手話やジェスチャーで伝えるもの。言語とは「伝えようとするもの」すべてです。"初回限定・トートバック付き。
場所はイランの首都・テヘラン。絵と文章を書く金井真紀さんが、イスラム教国家に生きる女性たちに会いに行きとことんおしゃべり。公衆浴場、美容院、はては女子相撲部まで、男子禁制スポットに赴き取材をし続けます。金井さんの本はフラットな空気感で、誰にでも薦めたくなります。
・TOUTEN PICK UP
アラブ、ポーランド、ドイツを専門とする三人による、現代世界を理解するための『グローバル・ヒストリー』。
植民地主義、人種主義、差別、ジェノサイド、戦争、武器、国連、人権、入管……歴史はつながっていて、わたしたちがどう学び、どう考え、どう行動していくかにも接続してくる。本書の中で岡真理さんが言った”すべてがつながっているのだという「知」を与えてくれるのが人文学”という言葉を、私も信じています。
目次
はじめに(岡真理)
Ⅰ 私たちの問題としてのパレスチナ問題
岡真理「ヨーロッパ問題としてのパレスチナ問題――ガザのジェノサイドと近代五百年の植民地主義」
藤原辰史「ドイツ現代史研究の取り返しのつかない過ち――パレスチナ問題はなぜ軽視されてきたか」
Ⅱ 小さなひとりの歴史から考える
小山哲「ある書店店主の話――ウクライナとパレスチナの歴史をつなぐもの」
藤原辰史「食と農を通じた暴力――ドイツ、ロシア、そしてイスラエルを事例に」
Ⅲ 鼎談 『本当の意味での世界史』を学ぶために
おわりに(小山哲)
本書成立の経緯(藤原辰史)
・EVENT INFOMATION
"今月の読書会「たたかわないビブリオバトル」のテーマは「装丁が最高な本」。思わずジャケ買いしたくなる本をオススメし合いましょう!"👻📚
・AFTER TALK
無事引っ越しを終え(荷物は箱積みですが……)、あっという間の2週間でした。自分がフィルターバブルの中にいる実感を強めているなか、今まで書評欄のある日曜日しか買っていなかった新聞を毎日とることにしました。東京新聞は23区を除いて夕刊撤退となったりと、新聞社の厳しさが目に見えておりますが、新聞の俯瞰性や地域性は自分の視野・思考を狭めないためにも必要だな、と今のところ感じております。
それでは、まだまだ大変な世の中ですが、好きな飲み物を飲んで、ご自愛しつつ、今週もそれぞれの読書時間をお過ごしください。
#NOW READING 『パレスチナ詩集』(マフムード・ダルウィーシュ、四方田犬彦=訳 / 筑摩書房)
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