TOUTEN BOOKSTORE NEWSLETTER #58

ほぼ隔週火曜にお送りするニュースレターです。
TOUTEN BOOKSTORE 2024.05.28
誰でも

#58 INDEX

  • HELLO

  • TOUTEN BEST (2024.5.13-5.26)

  • TOUTEN PICK UP

  • EVENT INFOMATION

  • AFTER TALK

・HELLO

【🍉お知らせ🍉】当店でも6/1まで、「イスラエルのジェノサイドを止めるための請願署名」の署名集めをしています。個人情報の保護の観点から、署名を希望の方はレジにお気軽にお申し付けください。詳細を知りたいという方はこちらからご確認ください。

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こんにちは。今日はすごい雨ですね。ゴールデンウィークや森、道、市場(今年は行っていないですがBOOK TRUCKさん/カウブックスさん/SNOW SHOVELINGさんが勢揃いは体感したかったな)も過ぎ、いよいよ梅雨入り、もう6月?!な気分です。

今週は2階にて"地域をリサーチし、その土地土地の特異性を発信するポップアッププロジェクト"「niwaka_リサーチプロジェクト」のPOP UPがスタート。能登半島含めた北陸の器を販売しています。金曜・土曜は石川県のお酒も楽しめるそう。復興支援の文脈もあるPOP UPになります。(売上の一部を寄付されるそうです)ぜひお越しくださいませ。

蓮の花をイメージしたお皿、かわいい。

蓮の花をイメージしたお皿、かわいい。

5月の後半は精神的にも疲れが溜まったのか、クタクタな日が何日か続き、お店の鍵を開けるだけでせいいっぱいな日もありました。棚をさわることでじんわりとHPが回復されますが本調子ではなく、最近ようやく頭の靄が晴れてきた感。(「職場に着くまでがしんどい」は「バイト行くまでがしんどい」みたいな現象に近い。この現象はどこでもドアがあれば解決するのだろうか。)

そんな中でも心を満ち満ちにしてくれる出来事がありました。2~3歳だった子が5歳になって久々に来店してくれたのですが(時の流れ……)、実はね、というトーンで、保育園で嫌なことがあった日はうちに寄ってくれていたというのを伝えてくれて、ここに来て本を買ってもらうことが励みだった、みたいなことを言ってくれ、当店の存在が少しでもその人の生活の一部になれていたことに私自身が救われた気持ちになりました。5歳の子が思い出を語る姿にちょっと感動してしまったのですが、みんなそれぞれが日々を大変に生きているんだよね。すごいね。そしてその親御さんも当時メンタルをやられていたそうで、本屋があってよかったと感謝のことばをくれました。思わぬプレゼントのような、やさしい日差しがふりそそいだ時の気持ちになる出来事で、すこし回復する。利己の先の利他、みたいな感覚でした。

・TOUTEN BEST (2024.5.13-5.26)

在庫も少なくなってきました。が、重版の判断が難しいところ。内容はいつ読んでもいい内容なのでなが〜く売れてくれたらいいなと思っているので、タイミングを見計らって刷りたい。
今回は1冊が飛び抜けて売れている、というよりは数冊ずつでバラけている売れ方をしています。

とても人気です。ひらいさんのぽかぽかに見せかけてちょっと低温な文章はぐいぐい読めます。後半は個人的涙腺ポイントなエピソードがいくつかあってじんときます。わかる人にはわかる。

グラフィックデザイナー・伊藤敦志さんの漫画『大人になれば』の第5版(!)が入荷しました。何度読んでも発見のある遊び心・洒落っ気満点の漫画です。サインも頂戴しましたのでまだ持っていない方はぜひこの機会に〜!

ロシアの政治的フェミニスト・パンク集団「プッシー・ライオット」の創設メンバーのナージャ・トロコンニコワ氏の手記。何層にも、そして縦横無尽に登場する思想家・芸術家・アクティビストの引用。アートとアクティビズムについて考え、エンパワメントされる読書体験です。

小説家であり、美術批評家、ジャーナリスト、詩人でもあったジョン・バージャーが今から50年前に放った鮮烈なドキュメンタリー。欧州の移民問題を扱い、新自由主義経済の暴力の核心に迫った伝説的「告発の書」。当店も大プッシュな1冊です。ジョン・バージャーの本は日本ではなかなか翻訳がされなかったそうですが、これを機にふえるといいなと思える視点の本です。韓国の詩人・キム・ソヨン氏のインタビュー記事もおすすめ。

・TOUTEN PICK UP

寄稿をしたのでおすすめさせてくださいませ!「こまへん」=「困ってる人文編集者の会」は人文ジャンルの書籍編集者である麻田江里子さん(KADOKAWA)、柴山浩紀さん(筑摩書房)、竹田純さん(晶文社)の3名のユニットが作っているZINE『おてあげ』。さまざまなゲスト寄稿者のエッセイやこまへんの皆さんの日記、本をめぐる座談会を収録した1冊です。今号のテーマは「ばたばた」です。

今年、ばたばたしすぎて胃をぶっ壊した先のエピソードを書きました。本に関わる人たちの話がたくさん読めておもしろいZINEですが、個人的には人文編集者がどんな日々を過ごしているのか、何を考えて仕事をしているのかを知れる日記がすごく良いと思っています。人文書が好きな人にはもちろん、編集のお仕事に興味のある人にはとくにおすすめしたい本です。

・EVENT INFOMATION

展示情報【24.5.28】niwaka リサーチプロジェクトPOP UP

各地を巡り、出会った地域の魅力をナゴヤの街のどこかでポップアップとして紹介するniwaka リサーチプロジェクト。石川のお皿や花器が並びます。

イベント【24.6.8】『人類の会話のための哲学』刊行記念トークイベント 19:00~21:00 @1F

「悪口の前に〈人類の会話〉は成立するのか」……『人類の会話のための哲学』(よはく舎)の著者・朱喜哲さんと、『悪口ってなんだろう』(筑摩書房)の著者・和泉悠さんをゲストにお迎えし、〈人類の会話〉の可能性と、悪口、言語コミュニケーションについていま熱い言語哲学の旗手お二人にお話頂きます。現地参加は締め切りました。後日アーカイブ配信もあります!ぜひ。

チケットリンクに飛びます🎫

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イベント【24.6.22】つながらないお話会with本とか

"ただ安心して対等に発話できる場"である「つながらないお話会with本とか」、主宰者をバトンタッチして久々の開催です。気になる方は、ぜひご参加ください。

リンクより詳細を確認くださいませ。

リンクより詳細を確認くださいませ。

・AFTER TALK

先日京都のproducts shop HIRAETHで開催されていた寺田マユミさんの個展を見に行った時にシスターフッド書店kaninさんで『女の本屋(ウィメンズブックストア)の物語』(中西豊子)と『私の文学史』(町田康)を購入。(今回は数時間滞在だったので、あらためてゆっくり過ごしたい……。)

先週の月曜はその2冊+市川沙央さんの「オフィーリア23号」が掲載された文學界を携えて今池のミスドに行きじっと読書、コーヒーをハシゴしてコンパルに移動、その後ウニタ書店で本をさらに2冊買ってしまい(この表現が正しい)キネマノイで「悪は存在しない」を観ました。一人だったけれど語りたいモードが発動したのでpodscastで「ムービーウォッチメン」、「奇奇怪怪」、「ウチらがエンタメ語って光になるまで」の「悪は存在しない」感想回を立て続けに流し聴く。「関心領域」も観たい。

冬野梅子先生の『スルーロマンス』が完結しました。(課金に悔いなし!)毎回たっぷりの膝パーカッションを打ちながら読むのですが最後までめちゃくちゃ良くて、前作『まじめな会社員』から昇華される何かがあった。コミックス、早く完結巻がでないだろうか。連載中で6巻が出たばかりの『ブランチライン』も相変わらず良いです……。

とりとめのない近況でした。

それでは、まだまだ大変な世の中ですが、好きな飲み物を飲んで、ご自愛しつつ、今週もそれぞれの読書時間をお過ごしください。

#NOW READING 『フェミニスト、ゲームやってる』(近藤銀河 / 晶文社)

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