TOUTEN BOOKSTORE NEWSLETTER #104

ほぼ隔週火曜にお送りするニュースレターです。
toutenbookstore 2026.04.08
誰でも

#104 INDEX

  • HELLO

  • 新入荷&今週の1冊

  • TOUTEN ベスト (2026.3.23-2026.4.5)

  • イベント情報

  • AFTER TALK

🪧HELLO

デモに行ってきた人も行けなかった人もこんばんは!
デモカレンダーなるものがとても見やすくて素敵です。→https://democalendar.jp/
反戦を呟いたり叫んだりしていきましょうね〜〜〜〜〜。

昨日は今月29日に行うトークイベント の打ち合わせをしていたのですが、デンマークでデザインの仕事をされている平山みな美さんから「デモクラシーフィットネス」という取り組みを教えてもらいました。わたしも最近は「民主主義の練習」という話をいろんな人と話していたので、これはどうにかしてワークショップをしたい……。フィットネスというワードチョイスが、さすが投票率の高いデンマーク、という感じです。「民主主義の筋トレ」をふだんから意識することで、民主主義のための力を鍛えていくという発想。その中で、それぞれが持っているものを稼働させることで運動を活発にしていこう!というような話もあったのですが、まさにデモカレンダーはそうだな〜と思いました。

「シリーズ「あいだで考える」(創元社)創刊3周年記念 香山哲×ひうち棚 二人展」が終了しました。お越しいただいた皆さま、イベントに参加いただいた皆さま、ありがとうございました。トークのアーカイブはまだまだ見れますので、こちらからどうぞ。
ずっとそれぞれ自分のペースで作品を描いてきて、発表できる場で発表をし続けてきた二人のお話は実感がともなっていて、長いスパンで作り続けることについて考えられる時間でした。お互いの作るものへのリスペクトが溢れていたところが、聞いているこちらまで嬉しくなりました。また多聞さんの情報力と引き出す力がすごくて、貴重なお話もたくさん聞けてホクホク。

イベントの翌日、5月末で閉店するヴィレッジヴァンガード本店に行ってきたのですが(これはこれで色々語りたくなりますが)イベント内容が影響して(ひうちさんが好きな)水木しげるの『水木しげる超1000ペ-ジ 上下巻』と(香山さんが好きな)杉浦茂の『南海キッド 』も買いました。楽しかった……。

📚新入荷&今週の1冊

ジェンダーで学ぶ歴史学(弓削 尚子、兼子 歩=編/ 世界思想社)
なぜ歴史学にジェンダーの視点が必要なのか?
家族 資本主義 労働 帝国 戦争 クィア インターセクショナリティ……15の重要テーマにジェンダーの視点から迫るオムニバス講義を通して、これからの歴史理解に欠かせない「ジェンダー史」の思考法を体得する。歴史を学ぶ人もジェンダーを歴史的に理解したい人も必読の入門書。

ケアを学ぶ人のために(西村 ユミ、熊谷 晋一郎=編集 / 世界思想社)
弱さに向きあい、弱さに学ぶ
育児や介護から医療や福祉まで、少子高齢化を背景に広がるケアの議論。非対称な関係のなかで信頼を構築する方法とは? 誰もが責任を担い誰もが依存できる社会とは? 現場のリアルを最重要の論点で整理した入門書。

(un)cured 創刊号(くわくわ企画
自分の心身に振り回されている人のための、カルチャー・健康マガジン『(un)cured』創刊号特集:Where is My "Healthy" ?(わたしの「健康」はどこにある?)外側から押し付けられるものとしての「正しい健康」ではなく、「自分が自分のために健康であろうとすること」を肯定し、カルチャーを入り口に、健康について主体的かつ自由なムードで考えられる状態をつくることを目指します。

世界味見本帖(ひらいめぐみ / 角川春樹事務所)
食べられないものが多い偏食気味の著者が、世界料理を食べ歩き、初めての味に出会う!韓国料理店でタコのつかみ取りに苦戦したり、ペルシャ料理店で苦手なお肉を克服したり、イギリス料理店でお肉にウィスキーをかけてみたり、ブータン料理を通して幸せについて考えてみたり……。『おいしいが聞こえる』『転職ばっかりうまくなる』で話題の著者による、世界料理エッセイ。ひらいめぐみさんによる特典ペーパー付き!

📚今週の1冊📚

本チャンネルの本紹介企画第二弾!(同じ日に収録したので服も一緒だし指の絆創膏も一緒です!)当店ロングセラ〜〜を5冊紹介しました!何卒〜!📚📚📚📚

📚TOUTEN BEST ( 2026.3.2-2026.3.22 )

ほんとうのことを書く練習(土門蘭 / ダイアモンド社)
インターネット上にある文章の多くは、「誰かに読まれることを前提に書かれた文章」です。もしその文章がバズって、他人に認められて、フォロワーが増えたとしても、それは「偽の自分」が社会とつながることになってしまう。それは、自分自身でも気づけない「生きにくさ」につながっていると土門さんは言います。「どうすれば自分の文章が読者に認められるか?」を目的に書かれています。本書は、まず誰にも見せない文を書く場所を確保して、自分を深く知ることに重点を置きます。その上で、「自分にしか書けない文章」の書き方を身につけて、他人に読まれるまでの道筋を示します。

『急がなくてもよいことを』(ひうち棚 / KADOKAWA
子どもたちだけで映画を観に行った思い出。ひとり給食を食べるのが遅い、あの子のこと。久しぶりに帰った実家での母との会話。僕のことを忘れてしまった、おばあちゃんとのおしゃべり。著者のひうち棚さんが2009年から2021年まで、毎日少しずつ丁寧に描いてきた随筆マンガ作品を一冊に。

ユニヴァースのこども(著者:中井敦子、森岡素直 / 創元社)
敦子さんと素直さんは、互いを大切なパートナーとして、敦子さんが出産した満生ちゃんと3人で暮らしている。素直さんの性は女性/男性のどちらにもとどまらず、3人の関係は〈母親/父親/こども〉の枠に収まらない。性のあり方、関係性のあり方を枠にはめず、名前をつけず、ゆらぎ変化していく全体として日々の生を生きようとしてきた2人が、出会いの頃から満生ちゃんの誕生、現在の暮らしまでの出来事と思いを語った「声のおたより」の記録。(装画:ひうち棚)

お金信仰さようなら(ヤマザキOKコンピュータ / 穴書)
どれだけの資産があれば人は幸せになれるのか?売れないものには価値がないのか?経済成長すれば私たちの暮らしは豊かになるのか?金融界のみならず、国内外のパンク・シーンや多種多様な地下カルチャーを渡り歩いてきたヤマコンさんがそこで培った独自の視点でひとつひとつの疑問を解き、貯蓄でもなく、選挙でもない、新しい選択肢を提示する。

そいつはほんとに敵なのか(碇雪恵 / hayaoki books)
ZINE『35歳からの反抗期入門』の碇雪恵さんの新刊エッセイ。人のことも、政治のことも、小さな違和感も、ついつい知ったふりをしてしまうことはありませんか。よく知りもしない他人にラベルを貼ってしまうこと、イラっとした相手の言動と同じことをしていたこと、思い当たる点がありどきりとする。不快だから悪魔化するのではなく、相手を知ろうとすること。自ら問いを投げ続けることが分断に抗う方法のひとつなのかも。その実践がこの本には書いてある。

👀展示&イベント情報

1階展示情報【26.4.7-5.9】パレスチナとつながる写真展PROJECTマクルーバ写真展「私たちが見たパレスチナ」
パレスチナで生きる人々のことを写真で伝え、共に生きることを模索するマクルーバさんの写真展「私たちが見たパレスチナ」を今年も開催します。今回のトークイベントゲストは中東パレスチナ×日本のカワイイを届けるお店「架け箸」を運営する髙橋智恵さん。マクルーバのZINEvol.3も、架け箸さんが2025年夏にパレスチナ・ヨルダン川西岸地区の暮らしを訪ねた記録が特集されています。ナクバの日が近づくタイミングです。パレスチナについて話し続ける機会になればと思います。

2階展示室【26.4.13-25】水俣写真展&トークイベント「写真が語る、言葉がつなぐ」
4月13日から25日にかけてTOUTEN BOOSKTORE2階展示室にて水俣写真展を開催します。ながく水俣を見つめてきた写真家が切り取った、水俣の海・人・暮らし。時空を超えて語りかける写真のことば。最終日夜には、水俣病・東海の会代表の原武千潮さんと、水俣病センター相思社/水俣病歴史考証館職員の永野三智さんとのトークイベントを開催します。ぜひお越しください。

イベント

【アーカイブ配信中】シリーズ「あいだで考える」(創元社)創刊3周年記念 香山哲×ひうち棚 二人展記念トークイベント 香山哲×ひうち棚×矢萩多聞(聞き手)「いま、本をつくるときに考えていること」
展示記念トークイベント!トークテーマは「いま、本をつくるときに考えていること」。シリーズ「あいだで考える」のブックデザインを手がけている矢萩多聞さんを聞き手に、「あいだで考える」の本の装画・挿画をどのように作り上げていったのか、また、「自分で本をつくる」といった行為について考えていることなどをたっぷりお話いただきます。お三方の作品のファンの方にはもちろん、いま本をつくっている人、つくりたいと思っている人にとっておすすめしたいイベントになります。

【26.4.11】think public読書会〜働く編〜
図書館、公園など公共空間を生かした“まちづくり”を提案するthink publicさんの読書会。今回は『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を課題図書として、働くことを考えます。時代の移り変わりや働くことで感じるモヤモヤを本書を通し共有する時間です。

【26.4.11】第3回 アート・リスポンス「表現の自由マニュアルを読む。」
アートが政治や社会の出来事に即時的かつ批評的に応答するための対話型のプラットフォーム「アートリスポンス」。第3回はTOUTEN BOOKSTOREにて開催されます。全米反検閲連盟が提示する表現の自由マニュアルを起点に、あいちトリエンナーレ2019の事例を参照しながら、国家情報会議創設法案が決定され、かつての治安維持法に類似する「スパイ防止法」設立の危険が一層に高まる今、改めて表現の自由について一緒に考える場を設けます。

【26.4.25】水俣写真展最終日夜のスペシャル企画トークイベント「沈黙をひもとく」
4月13日から25日にかけてTOUTEN BOOSKTORE2階展示室にて開催される水俣写真展の最終日夜に、水俣病・東海の会代表の原武千潮さんと、水俣病センター相思社/水俣病歴史考証館職員の永野三智さんとのトークイベントを開催します。”原武さんが長い沈黙を破って伝えたいことはなにか。語ることは、社会の何を変える力になるのか。人間の尊厳の守り方についてのお話を聞いてみたいと思います。”(永野三智さんより)

【26.4.29】『交差点で デザイン、言語、経験』出版記念イベント「ローカルとグローバルの交差点でできること」
『交差点で:デザイン、言語、経験』は、オランダを拠点とする6組のデザイナーさんたちに「文化的な表象」について話を聞いてまとめたインタビュー集。「異なる」文化圏の視覚的表現をどうデザインの中で使うかという創作の話だけでなく、「他者」や「異文化」という概念はどう生まれるのかという話にまで広がっていきます。著者でデンマークを拠点に活動するグラフィックデザイナー・環境活動家の平山みな美さんと、愛知県を拠点に活動するグラフィックデザイナー・市民活動家の箕浦希奈さんが、この本の内容を深掘りしながら、個人のデザイナーとして、市民として、本の外でどんなことができるのだろうと問いかけます。1つの答えがある問いでないからこそ、みんなで考える、意見を共有する場になると嬉しいです。ぜひご参加ください!

【26.5.9】パレスチナとつながる写真展PROJECTマクルーバ写真展「私たちが見たパレスチナ」トークイベント ゲスト・ 髙橋智恵(架け箸)
パレスチナで生きる人々のことを写真で伝え、共に生きることを模索するマクルーバさんの写真展「私たちが見たパレスチナ」にあわせ、トークイベントを開催します。ゲストには中東パレスチナ×日本のカワイイを届けるお店「架け箸」を運営する髙橋智恵さんをお招きしてトークイベントを開催します。マクルーバのZINEvol.3も、架け箸さんが2025年夏にパレスチナ・ヨルダン川西岸地区の暮らしを訪ねた記録が特集されています。ナクバの日が近づくタイミングです。パレスチナについて話し続ける機会になればと思います。

AFTER TALK

店のある沢上商店街の集まり(といってもかなり少人数ですが)で毎回この街の周辺の歴史を聞くのが面白い。裏の公園はその前戦後作られた公営住宅だったこと、今公園に生えている紅葉は〇〇さんが植えたということ、桜の木が年をとって元気がなくなってきたこと。その街の建物が変わると景色が変わる。断絶された景色の歴史をつなぐのは、人の声なのだということを改めて思う。今のこの景色を憶えていなくては。と思う。

それでは、まだまだ大変な世の中ですが、好きな飲み物を飲んで、ご自愛しつつ、今週もそれぞれの読書時間をお過ごしください。

#NOW READING 『ジェンダーで学ぶ歴史学』(弓削 尚子、兼子 歩=編/ 世界思想社)

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