TOUTEN BOOKSTORE NEWSLETTER #98

ほぼ隔週火曜にお送りするニュースレターです。
toutenbookstore 2026.01.06
誰でも

#98 INDEX

  • HELLO

  • 新入荷&今週の1冊

  • TOUTEN ベスト (2025.1.1-2025.12.31)

  • イベント情報

  • AFTER TALK

🎍HELLO

当店は今日が新年最初の営業日でした。本年もどうぞよろしくお願いいたします!
本日午前に鳥取・島根で強い地震があったとのこと、被災された方にお見舞い申し上げます。ここのところ大きな地震が多くて怖いですね。身のご安全を第一に🙏

また、新年早々アメリカトランプ政権によるベネズエラへの軍事攻撃のニュース。武力による現状変更なんて、明らかに国際法違反じゃないか……。こんなこと許してはいけないということを、すでに歴史から学んでいるはず。もう〜。本当戦争反対だよ。絶対嫌だよ!中南米地域に関する本が少ないので増やそうと調べ始める年始です。

店内では藤岡拓太郎商店がオープンしています。『たぷの里』からやってきた(?)「たぷみくじ」、ぜひ店頭で引いていってくださいね。

📚新入荷&今週の1冊

バリアフリーカレンダー 2026(真美堂手塚箔押所)
真っ白い紙面に浮き出した「浮き出し加工」による暦。視覚障害のある方、晴眼の方、見え方や読む手段の異なる人々も安心して使うことができる、美しくエシカルなカレンダー。点字の基本的なルールや五十音を説明した冊子「点字のしくみ」が付録されています。売上げの一部は盲導犬育成施設のアイメイト協会へ寄付されます。

「手に負えない」を編みなおす(友田とん / 柏書房)
「言葉も、記憶も、インフラだったのか!」地下鉄の漏水対策の観察から始まる、暮らしと探究のクロニクル。予測不能な脱線の果てに目にした景色とは。「手に負えない」ものたちとのちょうどいい向き合い方を見つけたい。だが、解決の糸口をつかむたびに新たな「手に負えない」が発生し、圧倒されてしまう。予測不能な脱線の果てにある、謎の感動をあなたに。サイン入りで入荷。

ふつうの人が小説家として生活していくには(津村記久子 島田潤一郎=聞き手 / 夏葉社)
作家・津村記久子さんはどのように暮らし、どのように小説を書いてきたのか。夏葉社・島田さんが共通の趣味である音楽、 サッカーの話をまじえながら、その秘密を根掘り葉掘り聞きました。「オープンソースだけで仕事をしてきた」と語る「ふつうの人」がなぜ、 唯一無二の作家となったのかを解き明かす、元気が出て、なにかを書きたくなる、ロング・インタビュー。

ボクとミコ(ユカ / 夏葉社)
夏葉社さんが出す、初めての漫画本。同じく夏葉社さんの本『本屋で待つ』の舞台である書店・ウィー東城店さんが販売元になっています。ほの暗い孤独感と生きる苦しみと、生き続けることへの静けさと他者とのあたたかな交感。とてもシンプルなのに見落とせない、大切なことがそこに書いてあると感じる、詩のような漫画です。

\📚今週の1冊📚/

こちらも本チャンネル。年末に2025年のベスト本を紹介し合う回に参加しました。年末、ずっと店が忙しかった状態で休みもせず収録+夜も更けすぎてふつうにこのあと体調崩しました。(笑)最後まで体力の衰えを感じる一年となりました。

当店・古賀は『隙間』『ソウル・サーチン』『見知らぬ人を認識する』を選びました。磯上さんの『なむの来歴』、小林さんの『生類の思想』も迷った本だったので、出てきて嬉しかった。オーロラの謎の話など、全く知らない本も出てきて面白かったです。

回の中では言及できませんでしたが、『隙間』と『見知らぬ人を認識する』は通ずるところがあって、その話もしたかったなと思いつつここに書きます。『隙間』は台湾から沖縄に来た留学生・楊洋(ヤンヤン)のお話なのですが、中国から来た留学生・李謙(リーチェン)と政治的な部分で口論になるシーンがあります。お互いに言い合いになって決裂するのですが、後日スーパーで李謙を見つけ、「あること」に気づいた時、楊洋のなかで明らかに李謙と出会い直すというか、一人の「李謙」として、再認識するんですね。その転換がまさに『見知らぬ人を認識する』で書かれていることの一つだったのです。また、年末に観た映画『手に魂を込めて、歩いてみれば』でも『見知らぬ人を認識する』を思い出しました。これはイランから亡命した映画監督・セピデさんとガザ在住のパレスチナ人フォトジャーナリスト・ファトマさんのビデオ通話を記録したドキュメンタリー映画です。セピデさんがファトマさんとスマホのテレビ通話をしている画面をカメラで映す、という構成だったのですが、時折ニュース映像が挟み込まれます。これも同じようにカメラで撮影したニュース映像なのですが、テレビで報じられる非人格化された「戦争」のナラティブと、スマホの向こうにいるファトマさんという個人の存在/声/意思を行き来することで、意識の転換が促されます。一人一人の意識の転換が、戦争や虐殺を遠のける行動になっていくと信じたい。そうした気づきをもたらすものが散りばめられた店にしたいし、今年はもっと棚づくりを頑張っていきたいです。

📚TOUTEN BEST ( 2025.1.1-2025.12.31 )

年間ベストです〜!冊数での算出です。

読点magazine、増補版
今年は本チャンネルさんの動画のおかげでこの本もじんわり売れ続けてくれました。ありがたや🙏本屋を開業したい人から参考にしていると言っていただける機会も何度かあり恐縮しすぎた一年。小さなZINEを作りたいと思いながら何もできていないまま、この本が版を重ねています。

会話の0.2秒を言語学する(水野太貴 / 新潮社)
水野さんが2回もサイン会をしてくれるというありがたさ。ゲリラサイン会では堀元さんも来てくれるというサプライズもありました。当店でも2回イベントでお越しになった久保先生ゲスト回がゆる言語学ラジオに年末上がっていて、プロジェクションの掛け合いに笑いました。久保先生は改めて面白い人すぎる。そしてみなさん会話のテンポが早すぎて会話の0.2秒どころじゃない。いい本です。

未熟なラッコカメラマンのはじめてのアラスカ日記(らっこばやし)
毎年当店で展示をしていただいているラッコ大好き・らっこばやしさんの初ZINE。全国のラッコ好きの注文が相次ぎ一時期はひたすら本書の発送作業をしていました🦦📚ラッコ中心ではありますが、アラスカ旅の記録の中に旅中の反省点等の記載があり、らっこばやしさんのお人柄も溢れる一冊。

教科書採択2024 ある名古屋市民の忘備録(ジェンダー読書会なごや)
名古屋市民のジェンダー読書会なごやさんが、市の教科書採択に不安を感じ、中学校用教科書採択に関わることになった2024年4月〜8月についての出来事を記録した貴重なZINE。うちで売らねば〜!と、勝手な使命感を持って販売していました。一人の市民の社会運動の記録としてどうぞ。

うどんねこ まほうのことば、ミソニコミ!(スケラッコ / ポプラ社)
サイン会のおかげさまで・・・!味噌煮込みうどん回がたくさん売れてとってもうれしい。スケラッコさんの本が児童書にあるありがたみよ。サイン会の時のポプラ社さんの手厚さが半端なく、ありがたかったです。サイン本をもりもり作っていただいたので、在庫はまだあります🌟とてもかわいい!

👀展示&イベント情報

【26.1.9~24】絹 豊松りく合作展「指先の青」
"2017年春、上京先の寮で出会ったふたりの、ことばと絵の合作展。絹は言葉をつむぎ、豊松は絵をえがく。お互いの作品から着想を得て新たな作品をうみだす。まるでアーティスト同士の【文通】のような試みです。"

フェア情報【26.1.6~1.31】藤岡拓太郎商店
ギャグ漫画家・藤岡拓太郎さんの漫画と絵本とグッズのお店「藤岡拓太郎商店」が店内1階にてオープン。サイン本や手拭い・ステッカーなどのグッズに「たぷの里」のお御籤「たぷみくじ」、来場特典フリーペーパー「拓太郎おすすめの本と映画100」などもご用意しています。ぜひお越しください!

藤岡拓太郎商店 ギャグ漫画家・藤岡拓太郎の漫画と絵本とグッズのお店 by ナナロク社

藤岡拓太郎商店 ギャグ漫画家・藤岡拓太郎の漫画と絵本とグッズのお店 by ナナロク社

【アーカイブ配信中!】 小山内園子×吉川トリコ「どうしてわたしたちはこんなにもK-BOOKが好きなのか!」
韓国本を楽しむフェア「K-BOOK FAIR」の連動企画!『〈弱さ〉から読み解く韓国現代文学』著者で翻訳家の小山内園子さん、名古屋が誇る小説家の吉川トリコさんが韓国の本の魅力を語り尽くします!お二人が思うそれぞれの韓国本の魅力、おすすめしたい本など、じっくり語り合っていただく時間。お二人の息がぴったりで、大変面白かったです!

【26.1.12】シンガーソングライター・マーライオン名古屋・弾き語りワンマンライブ
都内を中心にライブ演奏、音楽制作、文筆業、俳優業、ポッドキャストなど、ジャンルの垣根を越えながら活動中のシンガーソングライター・マーライオンさんによる弾き語りワンマンライブ。
チケットページはこちら。https://tiget.net/events/440452

【26.1.29】 『わたしを夢に見てください』刊行イベント「日韓の文学をクィアに読み解く」
著者のキム・メラさんが来日! 対談相手として、ジェンダーおよび日本近代文学研究がご専門の飯田祐子先生(名古屋大学教授)をお迎えし、日韓の文学を「クィア」という視点から読み解いていきます。本イベントでは、作品の背景や創作の動機に加え、日韓それぞれの社会や文学の文脈のなかで、クィア/フェミニズム文学がどのように読まれ、語られてきたのかについても掘り下げていきます。韓国文学に関心のある方はもちろん、クィア文学やフェミニズム、現代社会について考えるヒントを探している方にもおすすめのイベントです。

【26.1.31】第3回 川勝徳重トークショウ
『漫画 湯布院奇行』(講談社)の刊行を記念して、著者の川勝徳重さんをお招きしてトークイヴェントを開催します。『漫画 湯布院奇行』は燃え殻さんの小説を基に劇画化された作品で、制作にまつわるお話を伺います。また、川勝さんの運営する「セミ書房」より先日発行された亜蘭トーチカさんとの共著『林静一漫画術』についてもお話をして下さいます。今回も本田さん企画です!

【26.2.26】 『昭和の少年』(風媒社)刊行イベント「嘘つき社会と嘘つき稼業」
昭和の僕ら、どこへゆく―。銀河鉄道999、漫画誌ガロ、ビートルズ、ウクライナの街角……。ふいに語りかけてくる記憶が、いまを、未来を照らし出す。懐かしくも痛切な言葉のかけらたち。毎日新聞(東海)好評連載「そうの日うつの日」「昭和の少年」に、書き下ろし4 編の痛快質疑応答集「いろいろな質問」を収録した『昭和の少年』が名古屋の人文社会書籍出版社・風媒社より刊行されました。刊行を記念して、諏訪哲史さんのトークイベント&サイン会を開催します。ぜひご来場ください。

☕️AFTER TALK

年末に会った友だちに肩こり腰痛には、運動せなかんよねという話をしていたら「HIIT」という運動をおすすめされました。「音楽かけながらやると楽しいよ!」と言われたのですが普段アップテンポな曲聞かないのでそもそも何聴こう、というところから始まり、ひとまず自分の持ち手でアップテンポな藤井風のアルバムを流すもテンポがつかめずめっちゃむずかった。HIP-HOPとかにした方がいいのか。モー娘。か、モー娘。の出番なのか。

あとおすすめされたリンクのものをやってみたんですが、日本語翻訳が入っていてAI自動翻訳なのかわからないけど機械的な声「もう手遅れです」って連呼されて悲しくなった。なんなん。(藤井風にかけた訳ではない)↓これです。9:25あたりから。

しっかり筋肉痛にはなったので効果はありそう。続けてみたいと思います。笑

それでは、まだまだ大変な世の中ですが、好きな飲み物を飲んで、ご自愛しつつ、今週もそれぞれの読書時間をお過ごしください。

#NOW READING 『日本の歴史をよみなおす』(網野善彦 / 筑摩書房)

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