TOUTEN BOOKSTORE NEWSLETTER #73

ほぼ隔週火曜にお送りするニュースレターです。
TOUTEN BOOKSTORE 2024.12.24
誰でも

#73 INDEX

  • HELLO

  • TOUTEN BEST (20241.1-12.23)

  • TOUTEN PICK UP

  • EVENT INFOMATION

  • AFTER TALK

・HELLO

◎年末年始休業は12月29日(日)〜1月3日(金)です◎
年内最後のニュースレターになります。来年もどうぞよろしくお願いいたします!

【はじめに】県民有志の方々の署名です。賛同する方はぜひ署名&拡散をお願いします!▶︎:愛知県はイスラエルとの事業連携をやめてください!Aichi-Israelマッチングプログラムの中止を求めます #NoTechForApartheid【受付中!】意見の送り方も載ってます▶︎リンク

こんにちは!みなさまお元気ですか?

私は喉以外は元気です。最近当店にいらした方はご存知かもしれませんが、突然「ゴフウッ」っていう咳がでます。店頭でこの咳を聞いてびっくりさせてしまっていたらごめんなさい。「水分が足りてないよ!」という喉からの警告だと思って水をごくごく飲むと落ち着きます。先日発熱して臨時休業し(来る予定だった方本当にすみませんでした……)、病院に行ってから20日くらい経つので、咳を引きずって2週間超。合間合間に調子に乗って酒を飲んだり深夜まで働いたりしたもんだから、長引いています。初心にかえって、「水分と睡眠」を大切に!!!!!

水分といえば、今年はみかんをくれる人がすごくたくさんいて、毎日のようにみかんを食べることができています。多謝。みかんはビタミンと水分を兼ね備えながら満ち満ちとしたおいしさですごい存在。毎回「すごいな」って思いながら食べている。みかんをくれた人のなかにはみかんの木がご自宅にある方も居て、「たくさん採れたから」って言って人にみかんをあげる人生を夢見てしまった。今住んでいるところではみかんの木を植えることがはできなさそうなので、いつか箱いっぱいのみかんを買えるくらいの財力を持ちたい。それかみかんの木がある人と物々交換できる何かを作ったり育てよう。来年こそは編み物で物体を編み出したい。(未だにくさり編みしかできないのやばい。でもくさり編みし続けても飽きない。)

編み物といえばON READINGさんでこんなイベントがありますよ!

前々回のニュースレターでもおすすめしたスーパー素敵な本『Knitting ’n Stitching Archives. 』の著者でアーティストの宮田明日鹿さんと、手芸とジェンダーについて寄稿された山崎明子さんと、今月岩波書店から刊行された『編むことは力』を翻訳した佐久間裕美子さんのトークイベント!めちゃくちゃ楽しみ!

・TOUTEN BEST (2024.1.1-12.23)

年の瀬ということで、昨日までの一年間でのベストを出しました。

たくさんの方にご購入いただき、感謝感謝です。ありがとうございます。本屋を始める人に少しでも参考になれたらいいなと思いつつ、本屋を作るよりも、やっぱり続けることの方が大変なわけで、それはこの数年で心から感じていること。次『読点magazine、』が出る時はそういう企画になると思います。(まだ出す予定は全くありません!出版し続ける書店さん、本当すごい!!!!!)

これは坂口恭平さんのおかげ&palmbooksさんのおかげ&金山ブラジルコーヒーさんのおかげです。皆さまのおかげ!!!ブラジルコーヒーでのライブで販売させていただき(受付もした!)、翌日坂口さんがご来店くださり追サイン本をたくさん作ってくれ、その後もよく売れております。本当に優しい本なので、ぜひ人との関わりに疲れた人に読んでいただきたいな、と思います。坂口さんのピュアな空気感に心をふにゃふにゃにされました。ライブで歌っていた「魔子よ魔子よ」が素晴らしくって、アドリブ部分では自然と涙が溢れてきた。「魔子よ魔子よ」、土曜社さんが上げてくださっていた!(この歌は大杉栄の『日本脱出記』(土曜社)から生まれたそうです。)


そしてブラジルコーヒーさん大好きなので関われたのはこの一年の中でもハッピーな思い出の一つ!来年も何かできるといいな〜〜〜〜!!

この本は店頭でずっとおすすめし続けた本です。未読の人には、ぜひ、ぜひ読んでほしいです。12/22には名古屋国際会議場で開催された岡真理先生(本書の著者さんです)の講演会に行ってきました。この話はアフタートークにてふれたいです。ガザで、パレスチナでずっと起き続けていたこと、今起きているジェノサイドのこと、歴史を知り、理解すること。今日は12/24ということで、「気になるニュース」さんの投稿をシェアします。"虐殺に加担しないクリスマス"は、エシカル(=人や環境や社会を大切にする消費、と捉えています)な暮らしにつながっていて、資本主義と植民地主義は密接であることを痛感します。

歌人・犬飼愛生さんの詩集!2月の展示でたくさん売れたのと、店頭でも長く売れ続けています。コロナ禍で書かれた作品だからこそ、病院で勤務している犬飼さんの視点が際立ちます。祈るような気持ちや怒りの灯火が、ふつふつと蘇るような「手と目」は、すでに忘れかけていた気持ちが蘇るくらい、鮮烈な詩。いまを切り取った生活の先にある視点だからこそ、「この感覚、知っている」、「こんな感じ方があるのか」と気持ちが揺さぶられ、詩は生活とすごく近くにある文学なのだと、はっとさせられる1冊です。

当店で販売しているZINEの中でもダントツで売れています。タイトル買いしている人、たくさんいたのではないでしょうか。文章も淡々としつつも鋭くて"「産んだ人」でも「産まなかった人」でもない。今まさに妊娠・出産・子育てをするか「迷っている人」のエッセイ"で、こうした"間"を描くZINE、もっと読みたい!となります。

・TOUTEN PICK UP

購入リンクに飛びます!

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"安堂ホセは、物語の磁石を持っている。現実世界で排除された不都合で不穏でヤバい砂つぶてのような言葉を、暴力と倫理の磁石で吸い寄せ、反発させ、交渉させ、渦巻かせる。あらゆる倫理が覆され、暴力が吹き荒れている今、「暴力から暴を取りはずす旅」の物語が出現したことは、一つの事件だ。

読もう! 旅立とう! 旅によって運ばれるのは、あなた自身だ。

──柳美里"

読んでいる最中に何度「すご……」と声をもらしたことか。ページをめくる手が止まらない。

恋愛リアリティショー「DTOPIA」新シリーズの舞台は”タヒチ”で、正確にはフランス領ポリネシアのボラ・ボラ島。植民地主義への批判、ジェンダー、セクシャリティ、人種、出自に対する暴力への抵抗があちこちに込められている。全力おすすめ。

EVENT INFOMATION

"その変化の途中に思う。
私にとって「素直な私になる」は
あなたと共に生きるための手段だと、
あなたとの対話の道具だと。"

主宰の美沙ちゃんとは同い年で、大学も一緒でその時はお互い存在を認識している程度でした。東京で再開して、そこから関係が続いています。Verseauの作り出すお茶は"やさしいつよさ"があると思っています。この記事では"強さとやわらかさは共存する"という美沙ちゃんの言葉ありますが、まさに、それを体現していると思う。

⁡展示会場では鑑賞者が「ハグする装置」<HUGG(ハッグ)>があります。あなたとわたしの間にある熱を感じることで、安心感やピースフルな感情が生まれる。「それに気づくと、世界はもっと平和になるかも。みたいな大きな願いがあるんです(笑)」(記事より引用)(笑)ってついてるけど、美沙ちゃんは心から思っていると思うし、わたしも願っている。HUGGを抱きしめているとすごく温かな気持ちになる。ぜひ、お越しの際は抱きしめてみてください。

展示情報【25.1.11-1.25】Sketch from the zoo by Takeuma展
長年に渡って動物園をはじめ、旅先、美術館、時に電車の車内などあらゆるところでスケッチを試みてきたスケッチャー・タケウマさんの作品がずらり!タケウマさんは1月18日土曜日に在廊予定です。ぜひお越しください◎

イベント

【24.12.26】TOUTEN BOOK CLUB 「今年読んでおすすめしたい漫画」
毎年、年末あたりに同じテーマで開催している読書会。2024年も色々読んできたと思いますが、その中で「これは!」と思うものをご用意ください。1〜3銘柄くらい頭の中に準備していただけるといいかなと思います。超メジャー漫画から海外漫画まで、色々お話できたらうれしいです。知らない作品に出会えること、知っている作品の話を聞けることが本当〜にたのしみです!(主催:TOUTEN BOOKSTORE)

【24.12.27】READING GHOSTS
「いよいよ2024最後のREADING GHOSTS。今月の読書会「たたかわないビブリオバトル」のテーマは、「今年一番刺さった言葉2024」。今年読んだ本の中で、一番心に残った一節を教えてください。」ご予約用の席は埋まりましたが、飛び入りもOKです。年の瀬にぜひ〜!(主催:文芸ユニットるるるるん・3月クララ)

【25.1.25】大原扁理×服部みれい トークイベント「自分を大切にできないときのすごしかた」
近年、セルフケアやセルフラブといった言葉が一般に認知され、誰にとっても「自分を大切にすること」が当たり前になってきました。これはおふたりの近著「シン・ファイヤー」や「自分を愛する本」でも、重要なテーマになっています。そのいっぽうで、生きていると、どうしても自分を大切にできない時期ってありませんか?そういうとき、 私たちはどういうふうに過ごせばいいんだろう?そんな大原扁理さんの疑問から、この企画がはじまりました。ぜひお申し込みください👀🌟

・AFTER TALK

12/22、『ガザとは何か』の著者・岡真理さんの講演会に行ってきました。会場にはたくさんの人。(200人規模の会場だったような。うろ覚え!)

テーマは「真正のジェノサイド」。”真正の”とはどういうことか。

国連が規定するジェノサイド条約には

(a)集団構成員を殺すこと。
(b)集団構成員に対して重大な肉体的または精神的な危害を加えること。
(c)全部または一部に肉体の破壊をもたらすために意図された生活条件を集団に対して故意に課すること。
(d)集団内における子どもの出生を防止することを意図した措置を課すること。
(e)集団の子どもを他の集団に強制的に移すこと。
国際連合広報センターより 
https://www.unic.or.jp/news_press/features_backgrounders/49368/

とある。これは今ガザで起きていることです。イスラエルは今、国際法違反の状態です。しかしさらに岡さんは、「ジェノサイド」という言葉を作ったユダヤ系ポーランド人ラファエル・レムキンについて言及します。レムキンは、「本当の平和的状態というのは構造的暴力のない状態、文化的暴力のない状態」(メモ書きなので正確な文章ではないです)を指しています。国連が第二次世界大戦後、ジェノサイド条約を規定する際に文化的ジェノサイドを盛り込まなかったことを指摘されました。

パレスチナ人の文化を奪い、歴史を抹殺しようとすることに対しても、抗わなければならないこと。講演の最後に、「われらは、全世界の人々が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」という言葉が映し出されてしめられました。(「国民」を消した上で「人々」になっていました)

文化が消されないよう動くことも大事だな、と再認識し、会場で主催のはちみつKIDSママの会さんが販売していたクフィーヤを購入しました。

最後に、『世界 2025年1月号』での岡さんの寄稿「ナクバという《ジェノサイド》——抗すべきは「大量虐殺」だけではない」が特別公開されていたのでシェアします。(講演の内容が結構載っていました!)

それでは、まだまだ大変な世の中ですが、好きな飲み物を飲んで、ご自愛しつつ、今週もそれぞれの読書時間をお過ごしください。

#NOW READING 『太郎とTARO』(大白小蟹 / リイド社)

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