TOUTEN BOOKSTORE NEWSLETTER #60

ほぼ隔週火曜にお送りするニュースレターです。
TOUTEN BOOKSTORE 2024.06.25
誰でも

#60 INDEX

  • HELLO

  • TOUTEN BEST (2024.6.10-6.23)

  • TOUTEN PICK UP

  • EVENT INFOMATION

  • AFTER TALK

・HELLO

こんにちは。じめじめむわんとするような日が続きますね。

昨日から2階の展示室にて始まった"VISIT PALESTINE" Poster Exhibition in Nagoya。昨日は主宰のAndyさんと、当店で展示をやるきっかけを作ってくれたTakeshiさんとのトークショウ「 "Why Visit Palestine?" & "Palestine Solidarity" TALKSHOW」がありました。パレスチナでの展示で配布しているパレスチナ・ポスター・プロジェクト・アーカイブ(PPPA)を紹介した日本語訳の用紙、ぜひ読んでいただきたいです。

Andyさんからは展示の経緯を、Takeshiさんからはデモの運動についてを主に伺いました。その後、会場の皆さんともお話会というかたちで計2時間、たくさんお話をしました。皆さんそれぞれが考えながら自分にできるかたちでデモをしたり、対話をしたり、場を作ったりしていて、その中で生じる悩みや情報交換をする場になりました。やり方は違えど、向かっている方向は同じで、ゆるやかな横の繋がりがまたできたことに励まされました。takeshiさんの活動などはInstagramからチェックできます。(リンク)また30日はオアシス栄でパレスチナ展が開催されます。行ける方はぜひ。(リンク

・TOUTEN BEST (2024.6.10-6.23)

前回に引き続き、仕事文脈最新号が売れています。特集「〈反戦〉と仕事 」「住まい、どうですか」。現在進行形で起きている戦争と虐殺。やれることはないだろうかと動きつつ、自分の生活や社会もそこにあり、どう戦争や虐殺、植民地主義に加担しないで生きていけるのか、反戦の意思を活かせるのか、同じように悩み、怒り、考えながら今を生きている人たちがいます。

人文編集者たちがつくった「本のまわりの困りごと」をテーマにしたZINE『おてあげ vol.3』。テーマはバタバタ。当店・古賀も寄稿しています。めっちゃばたばたしていた時期に体調を崩して「はっ」と思ったことを綴りました。読んでいただけるとうれしいです!

本屋メガホンさんのZINE。"「他者に性的/恋愛的な惹かれを感じない」アロマンティック/アセクシャル(Aro/Ace)で、あらゆる差別に反対するフェミニストで、ADHDで、ドラァグ・パフォーマーの"モチェさんの著書です。「ケーキ」というのはAro/Aceのオンラインコミュニティで用いられる象徴の一つだそうで、「セックスよりもケーキが好き」といった冗談に由来しているとのこと。多様で複雑な経験の語りを、読み手とシェアするための1冊。

古賀及子さんの最新ZINE。タイトルのように、じんわりとする明るさのある、生活のあちこちに光をさすような文章の数々と、ついつい笑い声がもれてしまう古賀さん節があふれるZINE。

・TOUTEN PICK UP

"障碍者だけのパフォーマンス集団「態変(たいへん)」の主宰者が、想像を絶する極限状況を生き延び、人間の本質を問い続けた「生きること」の物語。

朝鮮古典芸能の伝承者で、在日1世の母から生まれた著者。継承を期待されるが3歳でポリオ(小児マヒ)を発病し、首から下が全身麻痺の重度障碍者となる。苦悶に満ちた4年間の入院治療の末に退院、肢体不自由児施設での集団生活を10年間過ごす。そこでは、設備不備による劣悪環境下で友人の死を目の当たりにする。その後、障碍者自立解放運動に参画、同時に、当時はまだ珍しかった、24時間介護の自立障碍者となる。運動組織の分裂・解体をきっかけに「態変」を旗揚げし1児の母へ。その壮絶な半生の軌跡を、切実な筆致で描く。"

ひとり出版社・人々舎さんの新刊は、28年前にちくまプリマー(筑摩書房から出ているヤングアダルトを対象とした新書のシリーズ)にて出版された本の復刻&新装版。

金さんの心からまっすぐ出てきたような、純度の高い(という言い方が適切なのか難しいですがこの表現しか今見つからない)言葉の数々に驚かされます。施設の設備不備による劣悪環境下や障碍者自立解放運動の最中といった厳しい状況下で常に問い揺らぎ模索しながら生きてきた金さん。はっきりした態度にこちらも姿勢を正してしまうような、生きることそのものを感じさせてくれる本です。こういった本が、28年前にちくまプリマーから出ていたこと自体が素晴らしいと思います。そのくらい、鮮烈な1冊。

文庫のハードカバー、ミロコマチコさんの装画、カバーをめくると現れる写真など、装丁も心が惹かれます。

・EVENT INFOMATION

展示情報

【24.6.24-7.20】"VISIT PALESTINE" Poster Exhibition in Nagoya
『VISIT PALESTINE』パレスチナポスター展。パレスチナで起き続けていること、ガザの凄惨な状況を少しでも多くの方に知っていただき、支援を募るため、全国を巡回中の展示です。1970年代から現在までのパレスチナ戦争抗議ポスター原画を展示。

イベント

『へそのお』(今橋元=原作、もぐこん=作画 / 小学館)の刊行を記念して、作画を担当したご当地作家・もぐこんさんのサイン会を開催します!すでに連載のものを読んだのですが、読んでいるとき、自分の視点が一つしかなかったことにドキッとさせられました。ぜひお越しください!

もぐこんさんの色彩感覚、素敵だな〜といつも思う。

もぐこんさんの色彩感覚、素敵だな〜といつも思う。

・AFTER TALK

60回目のニュースレターですが、イベント出店やあれやこれやが重なり、くたくたになっております……。もうずっとYogaもできておらず、体力つけねば。あと睡眠と水分。今日はこのあたりで失礼します。

それでは、まだまだ大変な世の中ですが、好きな飲み物を飲んで、ご自愛しつつ、今週もそれぞれの読書時間をお過ごしください。

#NOW READING 『テヘランのすてきな女』(金井真紀 / 晶文社)

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