TOUTEN BOOKSTORE NEWSLETTER #59
#59 INDEX
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HELLO
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TOUTEN BEST (2024.5.27-6.9)
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TOUTEN PICK UP
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EVENT INFOMATION
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AFTER TALK
・HELLO
こんにちは。まだ名古屋は梅雨入り前ですが夏みたいな暑さになってきましたね。昨晩は蚊に刺されたかゆみで夜中に目が覚めました。(睡眠を阻害されるのが一番不快かもしれない……。)あの多くの人が苦手であろう「ぷーん」の音が聞こえる前になんとかせねばと今年初の蚊取線香を焚いてふたたび眠りにつきました。今年は猛暑になるとのことで蚊にとってもきびしい夏になるのかなあと思いつつ。
9日の日曜は岡崎にあるMicro Hotel ANGLEさんの4周年記念イベントで出店しておりました。ANGLEさんは「街の編集室」を掲げ地域内外を繋ぐハブを目指し続けていることから、今回は編集者や本屋を呼んでBOOK FAIRが開催されました。ON READINGの黒田さんとのクロストークもあり、街と本屋、本屋と人、についてのお話をしました。本屋の棚はつくづく、場所やお客さんとの環境の変化を感じ揺れ動きながらつくられていくものだなと思いました。続けることはとてもきびしい業種であることはもちろんですが、一方で楽しいからこそ続けられるという話に戻ってこれてよかったです。
・TOUTEN BEST (2024.5.27-6.9)
まだまだ購入いただき、ありがたい気持ちでいっぱいです。増刷しようかな、どうしようかな、のはざまにいます。
仕事文脈最新号。特集 は、「〈反戦〉と仕事 」「住まい、どうですか」の2本。現在進行形で起きている戦争と虐殺。やれることはないだろうかと動きつつ、自分の生活や社会もそこにあり、どう戦争や虐殺、植民地主義に加担しないで生きていけるのか、反戦の意思を活かせるのか、同じように悩み、怒り、考えながら今を生きている人たちがいる。気づいたら店頭在庫が残り1冊になったので再発注!
主に性暴力の取材や執筆を行っている小川たまかさんの特集編集。(『告発と呼ばれるものの周辺で』も合わせて読んでほしい。)110年ぶりとなった2017年の性犯罪刑法改正と、根幹的な変化があった2023年の再改正を軸に編集。(「虎に翼」を思わずにはいられない……!)
また、寄稿のページではパレスチナの地域研究者でガザ緊急アクションなごや主催の一人、金城美幸さんの「ガザ・ジェノサイドと女性への交差的暴力」が掲載されています。必読。
古賀及子さんの最新ZINE。タイトルのように、どこか明るさがあるというか、生活のあちこちに光をさすような文章を書く人だなと思う。ふふふと笑みがこぼれる。個人出版の本なので直接注文のメールをしたのですが、古賀姓は福岡以外ではなかなか出会わないから妙な親近感までメールで伝えてしまったような気がする。古賀さんも古賀姓に反応してくれ、納品書に古賀の貝の部分がDNAっぽく見えるという話がさらっと書いてあってどこまでもふふふとさせてくれる人だなと小さく感動。
食を通して、人、社会、文化を考える 雑誌『大人ごはん』は、座談会、エッセイ、取材記事、漫画など、バランスがとても良い雑誌!特集は「料理がしんどい」。あれこれ情報や願望がわいわいと出てくるのは座談会のよさだなと思います。当店で読書会をした山口祐加さんの『自分のために料理を作る』もいっしょに読みたい。
・TOUTEN PICK UP
8日の土曜日は『人類の会話のための哲学』(朱喜哲/よはく舎)刊行記念トークイベントがありました。「言語哲学」分野の哲学者である朱喜哲さんと和泉悠さんとのトークは現代の哲学研究者の多様さを知れる興味深い内容になりました。言語哲学者のお二人が揃いその背景を聞けることは、なかなか貴重なイベントでした。字幕をつけて近々配信予定です。チケットはこちらから。
ゲストの和泉さんが悪口について研究したものをまとめた『悪口ってなんだろう』は非常に読みやすく、言語哲学の入門としても適した1冊だと思います。"悪口"を解体してその正体を理解していく過程がとっても面白いです。トークの中で朱さんが「哲学者・和泉悠を知れる1冊!」と何度も言っていたのが印象的でした。また、和泉さんは南山大学の准教授でもあり、ヘイトスピーチの研究など、今後も注目/応援していきたい研究者の一人です。
・EVENT INFOMATION
展示情報
イベント情報
【24.6.22】つながらないお話会with本とか
"ただ安心して対等に発話できる場"である「つながらないお話会with本とか」、主宰者をバトンタッチして久々の開催です。気になる方は、ぜひご参加ください。
【24.6.22】TOUTEN BOOK CLUB『花の在りか』(コミックビーム)
刊行当初より『花の在りか』を「今まで読んだ漫画作品の中で、最も美しい作品の1つだと思いました。」(Xのツイート)と大絶賛されていた漫画家・ひうち棚さんをゲストに、皆さんと『花の在りか』の魅力やそれぞれがどう読んでいたかをお話できたらと思います。ひうちさんと漫画について語り合うことができる貴重な機会です!ぜひ!
出店【24.6.23】fantastic
Webmagazine fanさんが主催する「好き(fan)」が詰まったイベントに出店します。この日のためのメニューもいくつかあるそうで、おいしいごはんがたのしみ。当店も、イベントに合わせた選書を用意します。
【24.6.24】 "Why Visit Palestine?" & "Palestine Solidarity" TALKSHOW
2階展示室にて始まる『VISIT PALESTINE』パレスチナポスター展。ガザの悲惨な状況を少しでも多くの方に知っていただき、支援を募るため、1970年代から現在までのパレスチナ戦争抗議ポスター原画を展示。初日の6月24日19時からは主宰のAndyさんをお招きして、トークショウを開催します。参加費は無料ですが、会場では寄付を集めます。人数に限りがございますので、要予約でお願いいたします!(画像をクリック!)
・AFTER TALK
VOGUE WORLD「全国のLGBTQIA+フレンドリーな書店をピックアップ! プライド月間に安心して訪れたいクィアな本屋たち」(記事リンク)の記事で当店を紹介いただきました。プライド月間が日常になる社会というのはジェンダーや性的指向で差別がされない社会のことで、そういう社会が実現できるようにと思いながら棚をつくっています。
先日の「虎に翼」での脚本家・吉田恵里香さんのツイートともリンクする思いでした。(観ていない方、毎回話題にしてすみません!本編追えてない方はスルーしてください🙏)

よねが【白黒つけたい訳でも白状させたい訳でもない】と言っていますし、轟も自認している訳ではないのですが、一応、念の為に書いておきますね。…
先週のお話では轟が花岡に恋愛感情を含んでいるという示唆があり、(おそらく)視聴者の反応を見てのツイートでした。
同性愛は設定でもなんでもないです。こういう意見があがる度、エンタメが「透明化してきた人々」の多さ。その罪深さを感じます。これは個々の問題よりも、社会全体の教育や価値観の問題です。
マジョリティである異性愛者の恋愛については"設定"とは言われないのに、マイノリティについては"設定"と言われてしまう。その不均衡さに、敏感でいたいです。透明化しないことはすなわち、存在しているということを認識すること。
6月15日は「名古屋レインボープライド」の日です。(リンク)オアシス21 銀河の広場にて開催されます。パレードは14:30から!こちらからぜひご確認ください!
当店もお店からハッピープライド!を掲げたいと思います🏳️🌈
それでは、まだまだ大変な世の中ですが、好きな飲み物を飲んで、ご自愛しつつ、今週もそれぞれの読書時間をお過ごしください。
#NOW READING 『生きることのはじまり』(金満里 / 人々舎)
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