TOUTEN BOOKSTORE NEWSLETTER #55

ほぼ隔週火曜にお送りするニュースレターです。
TOUTEN BOOKSTORE 2024.04.16
誰でも

#55 INDEX

  • HELLO

  • TOUTEN BEST (2024.4.1-4.14)

  • TOUTEN PICK UP

  • EVENT INFOMATION

  • AFTER TALK

・HELLO

こんにちは!
今年から開店の時間が8:30から10:00になったことで、朝の時間にすこし余裕が出てきて自分の生活にとってよい影響が出始めています。たとえば、自転車のタイヤの空気入れの時間ができたこと。

空気のぬけが気になるようになるまでサボるな、とツッコみたいところかと思いますが、毎日自転車に乗りながら「ああ、空気いれなきゃ……」と思っていました。自転車の空気入れが玄関にあると、ついつい忘れてしまいませんか。「空気入れを手に持って家を出て駐輪場で空気を入れて、また玄関に戻って出かける」という行為が不思議なほど苦手で、家を出るたびに「あ、今日も空気入れを手にするのを忘れた」とか家に帰るたびに「ああ、これからまた空気を入れに出かけるのが面倒だな」と思っていたのですが、朝、自分を鼓舞して(気合を入れないとなかなかできない)空気を入れると自分でも驚くぐらいに清々しい気持ちで自転車に乗れます。自転車は排気ガスも気にならず、出ていくお金もない、バスの時間も気にしないで外出できるのでいろいろな意味で解放されます。

あとNHKの朝ドラを見れるようになったことが地味にうれしい。『虎に翼』を観て出かけることが日課になっています。『虎に翼』は日本で初めて女性として弁護士・裁判官・裁判所長、それぞれを務めた三淵嘉子さんがモデルになっていて、1931年からスタートする物語。毎話15分のなかに語れるところがいくつもあって、今後もたのしみです。(先週の回は共同親権の衆院での可決のことがシンクロして暗い気持ちになりました)ふと、ミソジニー的な演出や視点がないだけで安心して観ることができるのだな〜としみじみしています。

・TOUTEN BEST (2024.4.1-4.14)

4月頭に重版しまして、合計印刷冊数が500冊になりました。4/14までの時点で281冊が当店から旅立っていきました。全国の本屋さんにも卸していて(卸先はまたページを作ろうと思っています)、まったく出会ったことのない人の目にもふれるのだと思うと、不思議な気持ちです。店と自分が離れていく感じは、不安だけじゃないんだなと感じています。

当店の前回のニュースレターやインスタで紹介されていたのを読んで買いに来てくださった方が何人もいて、心づよかったです。来月も「あいだで考える」シリーズから『ハマれないまま、生きてます』が刊行予定。著者は『ぼそぼそ声のフェミニズム』(作品社)の栗田隆子さん。"自らの内なる「子どもと大人のあいだ」を見つめ、そこにうごめく性と暴力、死への衝動や生きることへのあがきを正直に、時に飄々と描く。そして幼少時から周囲の求める「○○らしさ」と闘い、やがてフェミニズムとキリスト教に出会い、言葉と思想を獲得してきたプロセスを語りだす。子ども/大人の二分法を超えて、「ひと」のありようを問う1冊。" 期待の新刊です……。

10月7日から半年以上が過ぎた今も、停戦の動きがないどころか南部ラファへの地上侵攻を考えているイスラエル軍。店頭でも配布している「日本から私たちができるパレスチナ連帯行動🇵🇸🍉🕊」では署名やボイコット、寄付について網羅的にまとめられています。外でいつでも配れるように複数枚持っておくのも◎。
報道のソースが違うだけで見方が変わってくるのは注意しなければいけない点だと思っていて、日本(共同通信とか)や欧米系メディアのニュースだけでなくアルジャジーラ(アラブ系の独立報道機関)のニュースの記事もチェックした方が良いと思っています。(翻訳機能でなんとか読めます。)

"ふたり暮らし。書くこと。前を見て進むこと。日々の手ざわりがあざやかな言葉に変わる。"くどうれいんさんの新作エッセイ、がっつりと入荷しています!文庫版『虎のたましい人魚の涙』も同時期発売です📚

"血迷ってマッチングアプリを始めた。よりによって、遊び目的の人間ばかりが集まっていると言われる一番チャラいやつ。自己紹介欄に何を書こうかなと考える。出会いを求めている男女が集う場でも、自分が、自立していてひとりでも幸せに生きていける女であるかのように取り繕った文章しか書けないのが笑える。自立していてひとりでも幸せに生きていける女が、なんでマッチングアプリなんか始めてるんだよ。"(本文より)読むほど加速する凄まじさ。「暮らし」シリーズすごい。

・TOUTEN PICK UP

『おいしいが聞こえる』『踊るように寝て、眠るように食べる』のひらいめぐみさんの転職の記録。20代で転職を6回経験、今の仕事に至るまでのリアルお仕事エッセイです。ドラマ脚本か?!と思うくらいぐいぐい話が進んでいきます。時には冒険のように、時には流れに身を任せ、笑っちゃうような出来事、共感する怒りや苦しみ、想像してしまう夕日の美しさ……感情が忙しくなってついつい一気読みしてしまいます。

今月24日にはひらいめぐみさんをお呼びして読書会を開催!仕事のこと、生活のこと、本のこと。皆さんと語り合える時間になったらと思います。詳細はこちらから▼▼▼(残りわずか!)

・EVENT INFOMATION

2階展示室では20日まで、「しあわせ招くネコのカタチ展」を開催しています。招きねこの変遷や地域性、瀬戸という土地でどのように招きねこが作られてきたかも知れる展示になっています。招きねこは販売もしています。ぜひお気に入りのねこさんを見つけてください◎

かわいい。(なぜか横になってしまう。)

かわいい。(なぜか横になってしまう。)

・AFTER TALK

キネマノイにて、「○月○日、区長になる女」を観ました。(椅子がふかふかでした)

”人口57万人、有権者数47万人という規模の区長選にも関わらず、わずか187票差で決着した2022年 杉並区長選挙。この選挙に立候補し現職を破った岸本聡子と彼女を草の根で支えた住民たちに密着したドキュメンタリー『映画 ◯月◯日、区長になる女。』”(イントロダクションより

杉並区長選を追ったドキュメンタリー。「政治は変わらない」という絶望を希望に変える作品。そしてその希望を灯すためにどのくらい市民のエネルギーが必要だったのかということもまた、映画から汲み取れる。(もちろん想像以上の熱量だと思う。)支援者さんとのやりとりでは対等にぶつかり合ったり、選挙制度の現実に苛立ちと憤りを感じたり、足元から政治に向き合っていくことのリアルさを感じます。常に先を見据えながら動いているように見える岸本さんの姿にグッと背筋を伸ばされました。

それでは、まだまだ大変な世の中ですが、好きな飲み物を飲んで、ご自愛しつつ、今週もそれぞれの読書時間をお過ごしください。

#NOW READING 『長い読書』(島田潤一郎 / 夏葉社)

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