TOUTEN BOOKSTORE NEWSLETTER #61
#61 INDEX
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HELLO
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TOUTEN BEST (2024.6.24-7.7)
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TOUTEN PICK UP
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EVENT INFOMATION
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AFTER TALK
・HELLO
こんにちは。今年もセミが鳴きはじめました……。いま自宅を引っ越し中でして、地道に引っ越し作業をしているのですが昨日から背中に痛みを感じています。店内で「うっ」と声を出す可能性もありますので驚かせてしまったら申し訳ありません……。
都知事選が終わりましたね。投票率は60・62%。前回より5%ほど増えたそうです!すごい。とはいえ選挙結果には自身のフィルターバブルを感じざるを得ませんでした。選挙期間だけでなく、普段から政治のこと話せるような空間がやっぱり必要だな〜と思います。
Sessionの選挙特番は視聴しましたが、ポリタスのこちらの特集も必見な予感がしていますので、移動中などに少しずつ聞いています。ひとり街宣の広がりはすごかった!
来年は名古屋市長選、調べつつ、投票行動に向けて動いていきたいなあと思います。
・TOUTEN BEST (2024.6.24-7.7)
お土産に買ってくれる人もいて、ありがたや、ありがたやです🙏
愛知県在住漫画家・もぐこんさんが作画担当をされた『へそのお』。サイン会もあり、贅沢な時間でした。『へそのお』はタイトルの通り、へその緒を切ると死んでしまう親子を描いた物語。余白がある分、読者はその親子の苦労を想像してしまうが、その想像力がいかに一方通行な視点であったかを読んでいるうちに気付かされます。もぐこんさんは別名義で油絵作家としても活動されているのですが、表紙の色使いはもぐこんさんだからこそ表現できる見事な"懐かしさ"だなあと感じました。たっぷりサイン本を描いていただきました。

『おいしいが聞こえる』のひらいめぐみさんの新刊ZINE。ひらいさんの文章は、スキップしているみたいにたのしい。日頃から理想を語ってもいいんだ!と小さく勇気づけられる本。
ぐ……多めに入れたのですが当店の初回入荷分は売り切れました……。買おうと思っていた方、申し訳ありません。今補充を待っている状態です。
『百年の孤独』、話題になって気になっていたな〜という方には、同時期に文庫化されたこちらもおすすめしたいです。ずばり、「『百年の孤独』を代わりに読む」。代わりに読む、それは著者・友田とんさんの思考回路に飛び込んでいくことであり、脱線に次ぐ脱線なので、『百年の孤独』を読んでいなくても十分楽しめます。本当不思議な読書体験。3刷が決定したそうです。すごい!
"子どもが欲しいか分からない...と迷いながら迎えた30代。夫は「子どもが欲しい」と言い出したけれど、仕事、趣味、生活、どーするの?自分はどうして産みたくないんだ?みんなは何を考えて母になったの?何をしたら「産みたい」と思える?「産んだ人」でも「産まなかった人」でもない。今まさに妊娠・出産・子育てをするか「迷っている人」のエッセイ集。"よく動いております。同じ気持ちを持っている人にとって寄り添ってくれるような等身大のエッセイ。
・TOUTEN PICK UP
漫画家・ヤマシタトモコさんの全編書き下ろしインタビュー本が出ました!
"BL誌、青年誌、女性誌とさまざまな媒体で、多種多様な人たちの「名前のつけられない」関係を描いてきた漫画家ヤマシタトモコ。全編語り下ろしとなる本書は、幼い頃からフィクションに惹かれてきた彼女が、自身の全コミックスについて語るのみならず、幼少期や学生時代、同人活動時代、雑誌への投稿を行っていた時期など、漫画家へと至る歩みも振り返る内容となっています。"
ヤマシタトモコ先生の語りを聞けるのはとても嬉しい。店頭ではヤマシタトモコさんの選書本フェアを開催しています。ぜひ店頭でお確かめください!
・EVENT INFOMATION
展示情報
『VISIT PALESTINE』パレスチナポスター展。パレスチナで起き続けていること、ガザの凄惨な状況を少しでも多くの方に知っていただき、支援を募るため、全国を巡回中の展示です。1970年代から現在までのパレスチナ戦争抗議ポスター原画を展示。

20日までの開催です!
・AFTER TALK
先日友人の結婚パーティーで長野・軽井沢に行ってきました。人生初だったのですが白樺の木が綺麗で惚れ惚れしておりました。早くついたので近くの本屋を散策。軽井沢書店(店舗リンク)に行ってきました。”軽井沢でオンリーワンの街の本屋さん”を標榜されている通り、雑誌やコミックが多めに取り揃えられていて今全国で売れている本がメインのTSUTAYA感はありつつも、小さな出版社の本も発注されていたり、ガザの本も積まれていたりと、チェーンの品揃えから独立して選書されている部分もありました。さすが軽井沢の書店、観光の方も多いであろう、軽井沢本もたっぷり棚がありました。旅本だけではなく文芸もあり、軽井沢に滞在されていた時に執筆された作品のある寺田寅彦の文庫を買いました。
翌日夕方には名古屋に行かなければならなかったのですが、帰り道に上田市にある無言館に寄ることができました。無言館は戦争で亡くなった画学生たちの作品の展示している施設です。緑がとてもきれいな雑木林の中にあるコンクリートの建物。
しんとした館内ではさまざまな画風、手法で描かれた作品と、学生のプロフィール、遺品などが展示されています。家族や恋人の姿、好きな風景、思い出のものなど、作品が並べられている横に書かれたプロフィールには名前だけでなく、どこでどのように亡くなったかが記載されていて、一人一人、生きてこれからも作品を作るはずだったのに、戦争に駆り出され未来が絶たれた事実が重くそこにあります。どうしたって想像してしまう、奪われてしまった学生たちの未来。戦争は、人を殺し、生活を殺し、文化を殺し、取り返しのつかないくらい多くのものを壊していく。こうやって過去の声と交流することで「戦争はいけない」と再確認することは、平和を願う上でとても大切だと思います。
無言館は寄付と入館料で成り立っているそうです。長野・上田に行くことがあればぜひ立ち寄ってみてください。
それでは、まだまだ大変な世の中ですが、好きな飲み物を飲んで、ご自愛しつつ、今週もそれぞれの読書時間をお過ごしください。
#NOW READING 『群像7月号』(講談社)
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